五輪後、北朝鮮情勢が混迷すると円高99円も絵空事とはいえない、との
議論が出始めた。
本欄2017年4月12日「市場、有事対応、円、金、急騰」
の中で、「北朝鮮ミサイルが日本本土に着弾すれば99円も」との
NYヘッジファンドの話を紹介したときの円相場は109円。
それが今や105円台の水準まで円高が進行している。99円も
視野に入るレンジなので、絵空事とはいえなくなってきたのだ。
今回は軍事介入に至らずとも、地政学的リスクを投機筋が囃し、円買いの
口実に利用することが考えられる。日銀出口の噂は円買い材料として
陳腐化してきた。そこで突発的北朝鮮関連の材料は相対的に
サプライズ性がある。
金融政策要因、米財政不安要因、高いボラティリティーに地政学的リスクも
からむ、複合的円高構造が形成されつつある。
なお、通貨投機筋と日本金融当局の神経戦にも注意が必要だ。
私は根っからの円安派だが、当面は円高の話をせねばならないね~~
ドル安を映し、ドル建て金価格は1360ドル台まで上昇。北朝鮮で本当に軍事介入があれば、金価格は1600ドルと昨年から言ってきているけどね。いわゆるテール・リスクというやつだ。
ところで、ご存じのように、冬季はスキーがメインでガーラ湯沢を基点とする生活を送っているけど、昨日から春節で、来場者の殆どが中国人だよ~中国語の会話しか聞こえてこない。越後湯沢がチャイナ・タウンと化した感じ。彼らが大挙してくると、まずトイレが汚れる。トイレ用スリッパが散乱。ロッカールームも雑然としてくる。ゴルフ場でも同じような経験したけどね。いやはや。。。これがインバウンドの実態。。。