まず、このブログは業界人も見ているので、業務連絡。

仕事用のメールアドレスを変えました。システム移行に手間取り、送信したがレスがない、というケースが増えています。その場合は電話かショートメールでお願いします。以上。

そして、今日の本文。

 

最初は、人類みなお友達になろう、という「仲良しクラブ」の発想だった。

友達申請して、許諾して、私は誰、今どこにいる、なにしてる、なにが好き、家族は、などなど個人情報を共有する場を提供する「胴元」みたいな立場がフェイスブックの始まりだった。

それが、今や22億人の会員をかかえる巨大クラブ。膨大な個人情報にアクセスできる。それを利用して広告活動など商売もできる。

こうなると、当然、情報管理者としての社会的責任も問われるようになる。

更に、外部からは、悪意の輩が、不正アクセスで、例えば、選挙運動に利用するなど、さまざまな事例も発生する。

しかし、フェイスブックは、この社会的責任を果たしていたのか、疑問視されている。

創始者のザッカーバーグCEO(34歳男性)とシェリル・サンドバーグCOO(49歳女性)のコンビが、ロシアの米大統領選挙介入にフェイスブックを利用したという事態に、対応が後手後手に回った、との暴露記事が、ニューヨークタイムズ、ウオールストリートジャーナルに赤裸々に書かれた。NYタイムズは50人の関係者インタビューから構成したという。

シェリル・サンドバーグ女史といえば、著書「LEAN IN」が日本でもベストセラーになり、今や働く女性のオピニオンリーダー的存在だ。

その彼女が、社内会議で、ザッカーバーグCEOからCOOとしての監督責任を追及され、二人が対決したという場。内紛にも発展しかねなかった状況。いわくつきのPR会社を雇って、かなり危ないロビー活動をワシントンで展開したという事例。ついには議会に召喚され、二人が証言をする騒動にまで発展した。

そもそも、フェイスブック疲れとまで言われるほど、飽和的状況であった。

反省機運が高まり、フェイスブックには逆風が強まる。

フェイスブック株も今年は4割近くも下落。昨晩も7%安となった。

決算と一連の不祥事が誘発した下げに歯止めがかからない。

フェイスブックが成長産業から成熟化へ移行している。

ときあたかも、株式市場では、ハイテクIT関連という成長株が相場をけん引する時代が終わりつつある。グーグル、アマゾンなど40%、50%も急騰した株価が調整局面に入ってきた。もはや、これから株式投資で大儲けは期待できない。企業業績もピークは過ぎた。これからは安定的に配当が見込めるような企業の株の銘柄探しとなりそうだ。

世の中が「守り」に入ると、底値圏にある金の見直し機運も来年は高まりそうだ。

 

そして、今日の写真は、ミッドタウンのケーキで一息。ふぅ。。。。

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