kitcoグラフ


フランス国債が(或いは、も、と言うべきか)市場で材料視されている。
結論からいえば、ギリシア危機の再来ではない。
たまたま、フランスの予算審議が紛糾するなかで、極右政党のルペン党首が勢力を拡大しているので、政治的脆弱性により、財政赤字膨張を抑え込めずにいる。

市場目線では、世界的に先進主要国が財政不安に陥り、各国で国債が売られ、長期金利が上昇するという現象が顕在化していることが問題であり、その恰好の事例として、フランスに視線が集まっているわけだ。

従って、金価格への影響も、特に指摘されてはいないが、米国、日本、フランス、ドイツ、イギリスなどの国々が、同時進行的に、財政問題を抱えて、解決の目途がつかない事態が、ボディーブローの如く、金価格の下値を支えていると言ってよかろう。

欧州については、EUが財政規律に関して、ギリシア危機の教訓で、域内国への規制を強めていることが安心材料だが、EUの規制をそのまま受け入れれば、国内景気に冷や水というリスクがあることが、ジレンマといえる。

結局、有力な解決案が見えないなかで、国内選挙結果などで国債が売られる状況が続きそうだ。

株式市場は楽観論で育つから、ばらまき財政、大歓迎。
対して、債券市場は悲観論で育つから、財政規律を厳格に分析する。
そして、金市場も、悲観論で育つといえる。


さーて、昨日は、札幌から帰って、初の盛り場外出。
場所は大手町、フォーシーズン・ホテル。
若手たちとアフタヌーン・ティー。
それにしても、久しぶりに丸の内・大手町を歩くと、「人酔い」するね(笑)
景色も、札幌駅のJRタワー日航ホテルの36階から見る雄大な北海道の景色と、大手町フォーシーズンの最高層階から見る関東地方そして富士山。足元には皇居の景色の違いを鮮明に感じた次第。