今のマーケットでは 円急騰が最大の注目点だ。
しかし152円を、鳥の目、魚の目で見れば、「円高」とはいえまい。
虫の目で見れば、円を売りまくった通貨投機筋が、一斉に巻き戻している状況が起きているだけだ。モメンタム(勢い)は円買いに大きく傾いているが、円安のファンダメンタルズについては本欄で繰り返し、繰り返し、述べてきたところで、ここに、いささかの変化もない。
ポイントは、昨日、NY市場がレイバー・デーで3連休中に円買いが加速したこと。
それゆえ、今晩以降、NY筋が参加した場合にどうなるか。
彼らにしてみれば、留守中の出来事。
更に、NY市場の最大の話題は、9月FOMCで利上げがあるか否か。
現状では、利上げ確率が、ほぼ五分五分に割れている。
まずは、インフレに関する重要指標であるCPI(米消費者物価上昇率)発表待ち。更に、ウォーシュFRB議長とトランプ大統領の関係が、今後、どのような展開になるのか。
おそらく本人たちも、分かっていないことであろう。ベッセント財務長官の存在も無視できない。
今週は、目が離せない週である。
NY市場では、ドル買いの勢いが依然強いが、最終的に9月FOMC次第でマーケットは金も含め、大きく動くことになろう。
金市場に関しては、基軸通貨ドルに対する不安感が払しょく出来ず、長期的な金買いの流れに変わりはない。足元では、4,400ドルを挟み、NY金の短期的ボラは激しくなっている。
円建て金価格は、円急騰を受け、為替面からの下げ圧力が高まっているが、為替投機筋の大暴れにパニックになる必要はない。焦れば、投機筋の思うツボである。
なお、中国は、お構いなしに、粛々と公的金購入を続けている↓
中国の金保有量、22カ月連続で増加 8月末の外貨準備 - 日本経済新聞


