昨晩は、NY金市場の仲間たちと、ZOOMで議論する機会があった。金価格が3,900ドル台で推移する時間が増え、下値不安がジワリ強まったからだ。

結論からいうと、ほぼ全員が、「来年には5,000ドルとか6,000ドルを回復する」という見解で一致したのだが、問題は、年内の値動き。
ここで、意見が割れた。

下値を3,600ドルとか3,300ドルを見込む人たちと、年内は、4,000ドル前後で値固めしたうえで、年末にかけ、底堅く推移すると見る人たちと、真っ二つに割れた。
ちなみに、筆者は、後者のグループ。

ポイントは、ウォーシュ新FRB議長の金融政策と、中央銀行金購入が続くか。

まず、ウォーシュFRBについては、トランプ大統領も、当面は口を挟まず、やりたいようにさせるであろう。但し、他のFOMC参加者の講演などをやり玉に挙げ、政治的圧力をかけている。ウォーシュ氏が利上げ決定するにしても、一筋縄では行くまい。結局、年内、政策金利は据え置くとの見方も少なくない。

利上げ決定にしても、せいぜい年内1回程度で、トランプ大統領との友好的関係は維持されよう。金市場も1回程度の利上げならば、織り込み済といえる。

金価格弱気派は、原油価格が下落しても、インフレは収束せず、特に、AI関連の巨額設備投資などが、物価上昇を招く可能性を指摘する。Sticky(粘着質がある)なインフレに対して、FRBは、政策金利を下げることは出来ず、金価格には高金利=下げ圧力が波状的に強まると見る。

中央銀行金買いについては、あくまで価格下支え要因であることで見方は一致した。長期的金価格上昇の理由となるが、短期的には、投機筋の売買のほうが、影響力は強い。年内、金価格本格復活は見込めなくても、2027年には、5,000ドル、6,000ドルを予測する所以だ。

なお、米ドルへの信認と外為市場でのドル高、地政学的リスクなども、諸々議論された。年内、外為市場でのドル高傾向は続いても、歴史的な米ドルへの信認低下に歯止めはかからず。地政学的リスクも、産油地帯の中東リスク以外は、金価格に買い要因となる。

現場感覚の発言としては、金売買がAIに委ねられ、相場動向も、売りが売りを呼び、買いが買いを呼ぶ傾向は、益々強まりそう、との意見が目立った。

金を裏付けとするステーブルコインの将来性を重要視する人たちも多く、金ETF並みに「大化け」金融商品になると意気込む発言が」印象的であった。

なお、Jeffは、夏季、サッポロで仕事しているらしいけど、羨ましいと言われたよ(笑)

組織離れて、独立すれば、やりたいようにやれるし、今や、ネット環境さえあれば、どこで働こうと変わらないよ、と諭したけどね~
8月には、NYから金トレーダー数人が、サッポロに遊びに来るよ~
Jeff’s Travel Agencyは忙しくなりそう(笑)