昨晩は、原油急落、ドル金利やや下落。
金は上がるはずだが、逆に、大きく、4,500ドルを割り込んだ。
結局、一部投機筋の売り仕掛け。

こういう説明できない下げで、重要な4,500ドル線を本格的に割り込んだ。
It‘s not  pretty!
相場俗語で、「ヤバイ」という意味。昨晩、NYの連中から何回か聞いた呟きだ。
ワンツーパンチの強烈な下げではないが、ボディーブローみたいに、ずしり効く。
勿論、長期上昇トレンドは変わらないが、調整期が長引く可能性。

添付した6か月グラフを見ても、上が重い感じ。

なお、下げの背景として、FRB高官たちからの相次ぐ「利上げ」コーラスが挙げられる。
仮に、イラン情勢が一服しても、サプライサイドのインフレの後遺症は長引き、インフレは容易に収まらず、FRBとしても、労働市場のテコ入れとしての利下げより、物価安定のための利上げを重視する傾向。

トランプ大統領も、ウォーシュFRB新議長に、利下げゴリ押し圧力はせず、「私を見ず、やりたいようにやれ」と語っている。
まぁ、トランプとウォーシュの蜜月期間がいつまで続くか、との疑問も消えないけどね。

いっぽう、ドル金利上昇は、財政リスクを映す意味もあり、市場の目が、金融政策から財政政策に移るときが、金価格再上昇のキッカケとなろう。

金市場の緊張感が高まり、筆者のアドレナリンも出始めた(笑)

 

【追記】
UBSが2026年末金価格予測を5,900ドルから5,500ドルに引き下げた。
高金利、ドル高傾向を重視している(添付参照)。

【再追記】
朝にブログ書いてから、アジア時間帯で、金は4,400ドル割れ。
昨晩NY市場では原油急落、今日は原油急反発。
その間、金は一貫して下げ。整合性ある下げ材料は、FRB「利上げ」観測。

FRB高官から、「雇用より物価重視」「期待インフレ率高まり、利上げで抑え込む必要性あり」などの発言、相次ぐ。金市場は「FRB利下げ」を期待してきただけに、この金融政策Uターン現象の影響は強い。
なお、政策金利据え置きでも、物価上昇率が高まると、実質利上げ効果となる。
ドル金利上昇の結果、外為市場でドル高傾向が強まると、これも金には逆風。

と、まぁ、弱気説書いてきたが、あくまで長期上昇トレンドの中の調整局面だからね。

テクニカルには200日移動平均線上をさまよう展開なので、朝書いたように、調整局面は長引きそう。