金価格が4,400ドル台に下落した。
本欄読者にとっては「想定内」の事であろう。
下げの直接のキッカケは、「想定外」。
フォーチューン誌での、トランプ発言。
世界的インフレ拡散環境のなかで「利下げは求めない」と語ったのだ。時あたかも、22日にはウォーシュ新FRB体制が発足する。世界中で燃え盛るインフレの火を浴びても、ウォーシュ氏が、トランプからの政治的圧力で、利下げを示唆するのではないか、との懸念がくすぶっていた。
その流れのなかで、トランプ氏本人から利下げは控えるとの発言は、「利上げ」容認に等しい。金価格にとっては強い逆風となろう。そもそもFRB利下げが、金高騰の一つの理由として挙げられてきた経緯もある。
なお、昨日、ドル金利は4.7%に迫っている。もし、10年債利回りが5%の大台に達すれば、金価格は4,200-4,300ドル程度まで下がるであろう。
とはいえ、米債券市場では、投機的ヘッジファンドが暗躍しているので、「波乱含み」としかいいようがないが。
もうひとつ注目すべきは、財政リスクを映す米30年債利回りが、5%台を大きく上回り、5.19%に達したこと。
超長期債の利回りが高まるということは、政府の超長期国債乱発が懸念される結果であり、これは、一転、金の上げ材料と化す。
現状では、ウォーシュ新体制の動きが注目され、米金融政策が金価格に与える影響のほうが重視されている。
しかし、いずれは、トランプの気前の良い財政支出バラマキ懸念のほうに、市場の懸念が移る可能性が強い。特に11月の米中間選挙に向けて、選挙戦が活発になると、人民迎合的な「責任ない積極財政」が市場で材料視されるは必至。
この転換点までに、金価格が、どこまで下がるか。これが、重要だ。
米国債市場で、ヘッジファンドの保有割合は、21年の3%から、今や、過去最高の8%に上昇。無視できない投機的ポジションの増加ぶりだ。
バンク・オブ・アメリカの恒例、世界の機関投資家サーベイによれば、今後12か月間に30年債の利回りが6%を上回るとの回答が全体の62%に達している。利回りが4%以下に低下するとの回答は20%程度に留まるという。
年後半、米債券市場の乱高下が、金価格の乱高下をエスカレートさせるシナリオが現実的になってきた。
仮に、超長期債(30年債)利回りが6%を突破すれば、金価格4,000ドルもありうるが、それは一時的。
財政リスクを映す現象と、市場が解釈すれば、金価格急反転の理由ともなろう。
紙一重の変化に、投機的レバレッジがかかれば、金価格の変動(ボラティリティー)が激しくなる。
このような状況で、草食系投資家は、ただ見守っていれば良い。
急落したら、買い増すのも、一つの選択肢であろう。
とにかく、新聞紙上をにぎわすヘッジファンドの動向は、惑わされることなく、スルー!
さて、行ってきたよ、大相撲。
2列目でも、投げられた力士が降ってくることはなかった(笑)
上位陣休場が目立つなかで、宇良や朝乃山が登場すると、場内の歓声がひときわ上がった。やっぱり、現場の迫力は凄いね~
幕内力士土俵入りのときは、目の前のお兄さんがマイクもって、暗記スラスラと出身地などをアナウンスしていた。(添付写真)。
盛り上がって、帰りは、馴染みの鮨屋で、大騒ぎ。
相場を忘れ、気分転換の良い機会になったよ。
まぁ、深夜帰宅して、いきなり相場モニター、スイッチオン。
NYの連中と電話会話してしまうのは、悲しい習性か(笑)


