21日に、次期FRB議長の議会承認のための公聴会が開催される。
これは、最近、ドル金利動向に敏感になっているNY金市場にとって、大きな材料になりうるので要注目。
同氏は、もともとタカ派と見られていたが、トランプ大統領の指名により、利下げを検討するのか、或いは、あくまで自説を通すのか。仮に、同氏が明確に利下げに言及すれば、金価格数百ドル上げる影響が考えられる。同氏は、AIによる生産性向上を考慮すれば、利下げの余地もあり、との議論を展開する可能性がある。
とはいえ、同氏は、量的緩和政策には批判的で、その理由でFRB理事を辞した経緯もある。そもそもFRBの肥大化に批判的だ。FRBの資産規模が一時は9.5兆ドルに達し、QT(量的引き締め)で6.5兆ドルまで減らしたが、それでも、歴史的には極めて高水準だ。そこで、同氏が、更なるQT継続に言及すれば、株にも金にも下げ材料と化す。所謂「過剰流動性相場」に水を差すことになろう。
更に、同氏は、過去に、名指しで、FRB理事らを批判してきた過去もある。それが、今や、FRB理事や地区連銀総裁の面々をまとめる立場になるのだ。「遺恨試合」ともなりかねない。
金市場にとっては、イラン戦争以上の影響を受けるケースさえ考えられる。(それほど、今の金市場は、有事より金利で動くからだ)。
久しぶりに、筆者のアドレナリンも出始めたところだ(笑)


