kitcoグラフ


週開け、国際金価格に著変なし。
短期的価格動向は値動き激しく、もはや、ブログでは追いきれない。

一般論として、原油高→金安、原油安→金高が定着。世界的金利高も効いている。長引く調整局面。(毎回しつこいようだが、ファンダメンタルズは変わらず、長期的上昇傾向も変わらず)

そして円安進行。160円台行ったり来たり。円建て金価格には上昇圧力。
今年の円安は、昨年の投機筋主導の円キャリー型に比し、筋は悪い。

震源地はイラン。日本の中東産原油依存度の高さ。
そして、世界的な「有事のドル買い」の流れに、日本金融当局が介入しても、無理筋。(なお、有事の金か、有事のドルか、について、youtube作成中)

日銀に目を向ければ、利上げが、超スローモーション。
財政政策面では、「責任ある財政」に債券市場が、日本国債売り(金利高)という形で、不信任票を叩きつけている。
結果的に、日本では、株安、円安、債券安、そして金安の、「クォドルプル安」(四次元安とでも訳せるか)。

NY市場での金安は、とにかく、原油高→インフレ懸念→FRB「利上げ」の可能性顕在化につきる。

利上げについては、日米欧、主要中央銀行が、結果的に足並み揃えた感じ。トレーダーにとっては、金利が上がることは、少なくとも、金利上昇幅以上の儲けを強いられるので、逆風だ。トレーダーは、自分のカネで売買しているわけではない。他人のおカネを預かって運用しているわけで、0.1%でも金利が上がると、一年365日、ハンディキャップが0.1%増えるゆえ、真綿で首絞められるごとき、苦しい状況になるのだ。こればかりは体験した者でないと分からないと思う。

そのようなトレーダーと対照的に、地味に金ETF買い続けてきた投資家には、金を安く買えるチャンス到来。10年、20年の発想で考えれば、今回のイラン戦争が、いくら長引くとはいえ、10年続き、金価格を圧迫するとは思えないからね。

世界的に見ても、金の長期保有者は、それほど慌てていない。スポットで買い増している人たちも見受けられる。
バタバタしているのは短期投機組。
私流の言い方を使えば、肉食系投資家が騒いでいるが、草食系投資家は、冷静だ。