kitcoグラフ

国際金価格は引き続き決定打に欠き、4,500ドル台を浮遊している感じ(KITCO グラフ緑線)。

今週週明けに4,100ドル近傍まで急落した(青線)が、そこは200日移動平均線上で、即、急反騰。4,600ドル近傍まで戻した(赤線)が、維持できず、4,500ドル台という展開だ。

米国もイランも、本音は、早く終わらせたいのだが、メンツがあり、お互い厳しい条件つきで、本音は歩み寄りの姿勢。しかし、その条件が、どうみても、譲歩できるとは思えない項目ばかり。

そうこうしているうちに、トランプ大統領の不支持率が60%を超えた。いよいよ中間選挙危うしの危機感が、トランプ氏の心を揺らす。万が一、民主党勝利とでもなれば、弾劾されると嘆く。そのような展開ゆえ、NY市場で使われる合言葉が、お馴染みTACOから「トランプ・プット」に変わった。いずれ、トランプがマーケットに助け舟を出す、というニュアンスだ。それが、どのようなケースになるか、具体的アイディアは無い。しかし、マーケットはトランプ・プットにすがる。株も、そして、金も。

今の段階では、トランプ・プットを最大限織り込んで、4,800ドルというところか。
長期的には、山あり、谷ありとなろうが、米中間選挙(11月)を経て、6,000ドルに向かい、レンジの下値は切り上がってゆく。

とにかく、トランプは中間選挙に勝たねばならない。
トランプは「イラン側は合意を求めている」と繰り返し、イラン側は、「協議はなされていない」。しかし、両国とも、長期化は絶対避けねばならない。最大の問題は、イスラエルの抗戦姿勢が変わらないことだろう。

なお、原油先物市場への市場介入案が出てきたが、これは愚策中の愚策。マーケット感覚が全く無い。永田町・霞が関の発想。

まぁ、海千山千のヘッジファンドにしてみれば、日本政府が、世界の投機筋を相手に、膨大な原油先物売りポジションを構築してくれて、願ってもないチャンス到来。先物期日までに、どれだけ高い価格でも、膨大な原油をデリバリーせねばならぬ。大金持ちの旦那衆が、大きな賭場に遊びにきてくれるようなもので、世界の原油のプロたちに容赦なく締めあげられるは必至。

そのツケは廻りまわって日本国民に来る定めだよ。
高市政権の支持率も、それだけで、激減必至となろう。