丁度1週間前の月曜日、本欄「金5,000ドル割れ、これからどうなる」にこう書いた。
(引用)
週明けWTI原油先物が100ドル近傍。金は5,000ドル割れ。
次の下値抵抗線は4,800ドル。その次は4,500ドル。
投機マネーが相対的におとなしい金から値動きが激しい原油先物にシフト。
金の長期上昇トレンドは変わらず(KITCO6か月グラフ参照)。短期マネーに大きな動き。
(引用終わり)
そして、1週間後の今日、日本時間朝に、金価格は4,300ドル台。
下値4,500ドルは、甘かった。
午前の段階で、売買荒く、取引所ではサーキットブレーカー発動。
相撲でいえば水入りだ。
週末、NYと諸々話し合ったが、連日高値更新の頃の熱気は去った。これまでの「それゆけ、どんどん」の上昇モメンタムは、頭の中からdeleteする必要がある。
とりあえず、レンジは4,000-4,800。
これでも歴史的高値圏だけどね。
NY市場では、原油高→インフレ再燃→FRB利下げ後退、利上げも→ドル高→金安の発想が定着してしまった。影響力あるウォラーFRB理事の利下げ慎重発言が効いている。「利上げ」の確率もFED WATCHで今や12.4%。利上げ確率が、明示されたことで材料視。利上げは金利生まない金には天敵だからね。神経質になるよ。
下げは超短期筋のCTA(コモディティー・トレーディング・アドバザー)が主導。アルゴリズムで機械的に売買するゆえ、下げも速いが買い戻しも速い。
更に、ETFからは資金流出。世界的に個人は、リサイクル売り急増中。いずれWGCの需給データで確認されよう。
なお、ここが、最も重要なことだが、コツコツ買い増しなどの長期保有派は、買い持ち継続。4,000ドル台でも含み益タップリで、心の余裕がある。中銀も金超長期保有派。5,400ドルまで暴騰したことがスピード違反と受け止めている。年内、いずれ6,000ドルは達成するとの見通しに変わりはなし。


