kitcoグラフ

相撲に例えれば、5,000ドルの土俵の俵を割ったかと思えば、直ぐに俵内に押し返す。
実際の相撲は一回土俵割れば勝負つくが、金市場はそうはいかない長期戦だ(KITCO緑線)。
その間、特に大きな材料が出たわけでもない。投機筋の空中戦とでもいえようか。
良く言えば、しぶとい金価格。悪く言えば、騰勢去った金価格。
投資家は見守るだけ。というか、金価格など気にせず趣味なりスポーツなりお仕事に励みましょう!


イラン情勢については、トランプの都合で露骨な国際条約で始まった戦いがカーグ島、更にホルムズ海峡を挟む、睨みあいにエスカレート。
そこで、トランプの都合で日本含む同盟国プラス中国に戦艦派遣を求める。
「我が国が守ってきてあげたのに、いざというとき、協力してくれないのか」
中国に対しては、「トランプ訪中延期」との水入り宣言。
この絡み合った状況を打破して、トランプを鎮めることが出来るのはマーケットだけ。
原油高騰由来のデフレ、景況感悪化が米国民生活に大きな影響を与える事態となれば、中間選挙をにらみトランプも「多少は」自粛するのでは、というのは楽観論か。
マーケットではトランプ・プットとも言われる。或いは、「こんなことに発展するとは思わなんだ」と内心呟いているのか。


このような状況下、ウォール街で、イランより米金融政策、具体的にいえば、利下げあるか否かで議論がもめている。
今週はFOMC、目下利下げ観測後退中。それが金価格を圧迫する。いまさら有事の金はどうなる、などの議論が出てこない。有事より利下げを注視。
ウォール街の感覚は米市民感覚から遊離している。米経済テレビを見ていても、ときおりbreaking newsでトランプ発言が入るが、直ぐに金融政策や株銘柄の話に戻る。
やはり、米国は原油生産大国で原油不足にはならず危機感が薄い。
そこに高市首相が首脳会談で乗り込む。日本として、出来ないことは出来ないと言うしかあるまい。その代価は覚悟せねばなるまい。