イラン有事で金価格は下がった。なんのかんの、言い分はあるが、結果論として、認めざるを得ない。その理由は、今週、本欄で2回にわたり説明した。今朝の日経グローバルマーケット面でも大きく報道されたところだ。

今日発表の雇用統計も、イラン戦争前の数字だが、注目される。

いっぽう、外為の世界では、ドルインデックスが上昇。有事は金かドルか、ドルの勝ち!と語られる。
ここは、youtubeで外為代表と真っ向勝負しようではないか、と、家族ぐるみの付き合いで仲良しの某有名外為アナリストと画策中。ふ、ふ、ふ。

筆者の言い分は、簡単。投機筋の都合で含み益たっぷりの金買いポジションを売った。しかし、長期金価格上昇を支える(お馴染みの)3つの条件にいささかの変化もない。

対して、ドル高の理由は、NYの視点で見ると、日韓株式などに国際分散投資していたが、有事に直面して、その海外投資マネーのレパトリ(先祖帰り)に動いた。思い起こせば、東北大震災のとき、海外に投資されていたマネーがレパトリで、円高になり、それ以来、「円は安全通貨」と言われるようになった。しかし、現在は、円安が、かくも長期にわたり続き、「円の安全資産神話」は崩壊した。

それゆえ、日本人投資家は、自国通貨安リスクから資産を防衛するため、円建て金価格買いに走っている。

これが、筆者の主張だ。

おそらく議論はタカ派とされる次期FRB議長がQT(量的引き締め)に走るか。或いは、原油高由来のインフレ、というより、スタグフレーションの可能性も語られよう。

更に、イラン戦争がエスカレートした場合、巻き込まれた国、或いは、巻き込まれそうな国が、国防予算増を賄うために、外貨準備としての金を売却する可能性も無しとはしない。

おたがい、喋りもプロゆえ、15分、台本なしの、でたとこ勝負。
さて、どこのyoutube会社に持ち込もうか(笑)

なお、足元の国際金価格は、雇用統計次第で、5,000ドル大台の攻防になるかも。いっぽう、外為市場では、良い雇用統計なら、ドル高円安に振れよう。

最後に、再確認のため、言っておくが、今の金安は長期上昇過程の一場面。
いずれ5,500ドルを目指すは必至。
いつになるかは、イラン情勢次第。