昨晩のNY市場は、イラン緊迫で株まで一時下がるなど、その影響が広がった。

にもかかわらず、NY金(KITCOグラフ、緑線)は、殆ど変わらず、反応薄。

理由はある。

トランプが、イランによからぬ事がおこる、など強硬発言繰り返すと、

またTACOか、と疑っているのだ。Trump Always Chickens Outするだろう

という発想。

 

更に、これは重要なことだが、今のNY金市場の目は、米金融政策に向いている。

ここのところの経済指標を見るに、雇用統計も、昨日発表の新規失業保険

申請者数も、「良い」数字が並び、労働市場悪化で利下げという議論が

正当化しにくくなっている。一昨日発表されたFOMC議事録に至っては、

利下げ慎重派が一定数(several)いたということに加え、インフレ再燃懸念なら

「利上げ」も、との議論もあったという。利上げは利息を生まない金の天敵だ。

 

この流れで、本日は、FRBが最も重視するインフレ統計である「PCEインフレ指数」

が発表されるので、金市場としては気になるところなのだ。

イラン発の地政学的買い圧力と、利下げに関する慎重傾向という売り圧力が拮抗して、

5000ドル前後が維持されている、と言えよう。

 

さて、昨日は金に関する美談が報道されたね。

大阪で個人が金21キロをポンと寄付。水道管修理につかってくれと。

偉い!その心意気に惚れたぜ(笑)

金はなにも生まない資産とされるが、こういう社会的貢献に使われれば、

とても良い結果を生む。

 

それから、本日の日経朝刊、グローバルマーケット面で、香港市場で

銀投資商品のスキャンダルが悪化。数万人規模の抗議に発展している

とのこと。銀を「博打」と断じて、「堅気の衆は手を出すな」と

語り、各方面から嫌われている筆者にしてみれば(笑)、

See I told youと言いたいところだが、ここは、大人の態度に徹して、

無言で見守ることにするか。