昨日のNY金が急激な上昇を演じたキッカケはFOMC。
日本時間早朝から始まった恒例のFRB議長記者会見。
案の定、記者団からの質問は「FRBへの政治的圧力はいかに」「次期FRB議長にひとこと」ばかり。
それに対し、パウエル議長は、最後までノーコメントを通した。
同氏が、まともに答えれば大騒ぎになるは必定。かといって、「コメント控える」の連続では市場の疑惑は募るばかり。
どっちに転んでも、米金融政策への不安は高まるばかり。その市場の雰囲気を映し、金が会見中、会見後も上昇を加速する展開となり、アジア時間に入っても、中国組が買いを入れている。こちらは金買いの裾野が広がった感じ。
それにしても、いくらなんでも、この上げっぷりは異常。
なぜ、こんなに上げが速くなったのか。
答えはAI。
NY金市場では、今や、AI主導の高速度売買が取り入れられ、買いが買いを呼ぶ現象が起こりやすくなっているのだ。昔のNYMEXフロアーでの売った買ったの時代とは大違い。筆者もフロアートレーダーとして、ランニング・シューズ履き、場を飛び回った経験があるが、今や、市場が荒れても静かなものだ。
但し、それを見守る関係者の目は血走っている。
いっぽう、金売買インフラが新興国で整い、一般市民でも、ETFはじめ、金投資商品を売買できる状況になった。ASEAN諸国始め、インドなど中東に至るまで、個人がドルに不安を感じ、金を買っている。
円・ドルなど紙幣は刷れるが、金は刷れない。
金が上がっているというより、ドルが下がっている。
これが実感であろう。
但し、今日の上げ方は、投機筋参加の匂いプンプン。
こういう地合いのときにこそ、こつこつ買い増し、貯金感覚で貯めてゆくこと
が威力を発揮する。FP風にいえば、リスクを時間軸で分散するということだ。
リスク耐性のある自称「つわもの」なら、このシンデレラ相場に果敢に挑戦するも良し。
あくまで自己責任に徹することが出来る人なら、スリリングな快感を味わえるよ(笑)
俯瞰すれば、金の上昇理由は、いささかも変わっていない。
変わっているのは、買い手、売り手の目の色だ。


