連日、日経平均と円建て金価格の史上最高値更新が続いている。
銀価格の上げっぷりも凄まじい。
日本人投資家の視点では、高市政権の積極財政(バラマキ?)を歓迎して株価が上がっているが、債券市場は日本国債売りに拍車がかかり警報を発している。
10年物国債の利回りが27年ぶりの高水準とされる2.180%まで急上昇しているのだ。(債券は売られると利回りは上がる)。
積極財政による財政赤字を懸念しているわけだ。
外為市場でも日本の財政悪化懸念で円売りが加速。
159円台。
昨年の円キャリートレードによる円安より筋が悪い現象だ。
そのなかで、日本人投資家による金買いの事例が続いている。
株はバブルっぽい。国債も買いにくい。となると、安全資産の金が浮上してくるわけだ。
海外金市場は、パウエルFRB議長の刑事捜査という異例の事態と、死者3,000人と報道されるイランの国内波乱。(ウクライナの死者が2,500人だ)。
結局、米ドル不安と地政学的リスクという、そもそもの金上昇要因の第二部がここから始まった感がある。原点回帰とでも言えようか。
まずは、銀の市場が小さいので、値動きは速い。
ちなみに、貴金属専門家ローナ・オコーネル女史は「銀はシンデレラ・メタル」と洒落た表現を使っている。
夜の12時を過ぎたら、魔法は消える。
要は、下がり始めると、速いよ、と示唆しているわけだ。
脱線したが、要は、金は、新たな上昇局面に入ったことが重要。
なお、金を長期的に見た記事が、今日の朝日新聞、総合経済面に掲載されている。
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ゴールド復権が物語るのは「人の愚かさ」 通貨と国家は信用できるか [トランプ再来]:朝日新聞
そこで筆者のコメントは、かつての金本位制は「人間を信用しない」性悪説に基づく。
現状の管理通貨制度は「人間は判断を誤らない」との性善説に立脚。
結局、自ら作った通貨の価値を守れなかった、という内容だ。
先週のTBS「報道1930」で「円やドルは刷れるが、金は刷れない」と語ったときのスタジオ内の反応が凄かったことを思い出す。
「目から鱗」
みたいな感覚であった。
本稿の最初に戻り、日本は解散風ピューピュー。
日経平均祭りに日本国債と円は警戒モード。
今こそ金の出番であろう。


