今年はクリスマス明けても、海外は29,30,31日と3営業日残っている。例年なら、気分は26年どうなるか予測に向くのだが、今年は、もう一波乱ありそう、と語られていたが、実際にそうなった。

29日日本時間午前8時、アジア時間の売買開始とともに、いきなり、銀80ドル、プラチナ2,500ドル、金4,500ドル。
以下は、シルバー6か月グラフ。

kitcoグラフ

週末を挟んで、新たな地政学的リスクが勃発していた。
・ナイジェリア内紛にトランプ軍事介入
・イラン大統領、米イスラエルから「全面戦争」攻撃受ければ反撃辞さず
・中国軍、台湾取り囲み大規模演習
・ウクライナとトランプの和平交渉案、領土問題で折り合わず
・ベネズエラを巡る米軍のタンカー攻撃も泥沼化
・北朝鮮は、28日に長距離ミサイル発射

これだけ同時進行すると、まず有事の金が買われ、その買いの勢いはプラチナそして銀に波及する。
銀に関しては、週末に、中国政府が銀輸出制限を強化との未確認報道も流れていた。中国はメキシコに次ぐ銀生産国。
とはいえ、銀とプラチナの急騰は、どうみても、投機的であり、短期的ボラティリティーは高まるばかり。
堅気の衆は、野次馬に徹したほうが良い。