小鴨の写真

今日は、かなり専門的な話になるよ。

国際金価格が3,400ドル台で上げ加速中だ。(緑線)。
理由として、ブルームバーグ通信は、8月1日に迫るトランプ関税不安(日本は今朝一応合意したが)を挙げている。
しかし、昨晩、筆者がNY投機筋たち(モメンタム・トレーダーと呼ばれる)と直接話したところでは、罫線でゴールデンクロスの可能性が意識され、投機的に買いが加速している、というのが実態である。理由など、後から、なんとでも言える。

ゴールデンクロスとは、移動平均線の短期線が相対的な長期戦を上抜けること。具体的には、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜ける。或いは、13日移動平均線が26日移動平均線を上抜ける、などなど。

このゴールデンクロスが生じると、今回の金価格の場合は3,500ドル本格突破となる可能性があるのだ。まぁ、あくまでチャートの世界での見方に限定されるが、NY金市場は、歴史的高値圏で方向性が見極めにくく、チャートを武器に売買する投機筋に牛耳られているのだ。

更にいえば、AIが売買指示を出すという状況にもなりつつある。筆者のNY市場の後輩たちも、今や、ゴールド・ディーラーといっても、AIの指示に従って売買するだけ、と自嘲気味に語る。但し、それは、仲間内の本音で、外部に対しては、もっともらしいコメントを発している。筆者は、プロ野球選手が、監督になり、更に解説者になり、ベンチ出入りは顔パスみたいな存在ゆえ、本音で語れるのだ。

さて、ゴールデンクロスに話を戻そう。
現時点での移動平均は、10日で3,360ドル前後、20日で3,340ドル、30日で3,350ドル、50日で3,330ドル近傍にあるゆえ、もう一段、買いが入れば、短期線が長期線を上抜けるゴールデン・クロスが生じても不思議はない。

勿論、利益確定売りの波で、一転、下値模索となり、再び3,500ドルの大台から、突き離されるリスクもある。そうなると、今年の高値は3,500ドルという結果にもなりかねない。
今は、まさに、正念場なのだ。
筆者の主義として、短期的価格動向に一喜一憂するな、と常々語っているが、今回の場合は例外。3,500ドル攻防という重要なタイミングなのだ。


さて、今日の写真は、自宅で執筆仕事しながら、北海道ランチ。
十勝のカマンベール・チーズ。
そして、そして、デザートは老舗サザエの焼きたてホカホカの今川焼(笑)
なお、今日の札幌はフェーン現象で、熱波36度!危険な暑さで、学校は早退措置だと。まぁ、風が北、西方面から吹いているので、カラッとしているのが救い。それでも、デパートには、涼みに来ている人たちで溢れている。デパート側も、ところどころに、座り心地良い椅子を配置しているよ。これも札幌ならではの、カスタマー・サービスだね。

小鴨②

[追記  12:53]
そして、1時間前に届いた朝採り超新鮮野菜。
これ、最高の御馳走だよ。