無名の中国AIスタートアップ企業DeepSeekが、他社より遥かに安価で機能も劣らないAIを「推し」で登場。
これまでの高機能だが高価なNVIDIAなどの株価が相次いで17%前後も暴落。
NVIDIAは一日で時価総額が米国株式市場で過去最大の減少。
こういう巨額の損失が市場の一部で発生すると、他市場へも影響が及ぶ。
外為市場では、円が相対的な安全通貨と見られ買われた。
金市場では、これまでの金急騰による「たなぼた」利益が、株式損失の穴埋めに使われた。
特にレバレッジかけて金先物買っていた投機家は、追加証拠金を要求され、現金を調達できず、儲かっている金の一部を売って凌いだ(これも有事の金のひとつのかたち)。
さて、これで、株式市場のAIバブルが沈静化するとも思えず、安値では買われるだろう。
深手の傷ゆえ時間はかかる。
金への影響は一時的。たまたま2,700ドル台で急騰直後ゆえ、利益確定売りが出やすい市場環境ではあった。
毎度、言っているように、一直線で上がる相場など無いということだよ。
いずれ安全資産としてジワリ買われるよ。
このように叩かれ、徐々に、力強い金上昇相場が形成されてゆく。
まずは、早朝に速報版。(執筆時刻 1月28日午前7時)