26日に発表されたPCEコア物価指数は、年率4.7%と、前月の4.6%を上回った。
FRBが最も重視するインフレ指標だけに、利上げ継続の機運は高まり、年内利下げ転換の確率は1週間前の90%以上から35%にまで急低下した。
異例の変化だ。米国債デフォルトも回避されたことで、更に利下げ確率は下落しよう。
金には逆風ゆえ、1,940ドル台まで下げた(KITCOグラフ、青色線)。
総じて、米国個人消費はインフレや地銀危機にもかかわらず、打たれ強い。
パウエルFRB議長が最も恐れていた「インフレが根付いてしまう」状況が市場では連想されている。
これまでは、年末の米政策金利予測がFRBは5%超、市場は4%台と大きく乖離していたが、今や、市場予測も5%台に乗ってきた。
NY市場のトレーダーの間でも「FRBを疑え」から「FRBには逆らうな」と、合言葉も変わってきている。
そこに、米債務上限問題、暫定合意の報が週末に流れた。米国はメモリアル・デーの3連休中だが、合意は既に織り込まれているので、サプライズ感は薄い。(5月24日付、「米債務上限、金市場の視点では、『大事なし』」に詳述したとおり)
NY外為市場は、ドル高(円安)加速に動くであろう。
26日PCE物価指数発表直後に円相場は既に140円台後半をつけていた。
さて、もう梅雨入りだね。
庭のアジサイも咲いてきた。
ただ、ジメジメ気候は苦手だよ~。
というわけで、そろそろ、恒例、夏の札幌サテライト・オフィスを今年も準備中。
今年の札幌の夏は、超混み合いになりそう。
ホテル代も昨年までは、超割引価格だったが、今年は高い。
まぁ、コロナ特別支援価格に慣れてしまったのだけどね。
それでも今年は満室になりそう。
対中関係が悪化してきたから、中国人観光客は少ないかな。
それから、週刊エコノミストが派手に金特集。メディアが騒ぎ出すと、一相場終わり、というアノマリーについては、引用されなかったな(笑)
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230606/se1/00m/020/050000c