金高騰の理由の纏め
1) 米利上げが最終段階に入ったが、インフレはしつこく残る。
2) 米国債を巨額保有していた米銀の含み損が膨れて破綻
3) 財政赤字上限について民主共和両党折り合わず、米国債が債務不履行の危機。財政不安が市場を覆う。
4) 最速利上げの副作用として、引き締め過ぎで米国経済不況入り
5) 銀行危機で、銀行への規制が強化。信用収縮、貸し渋りでマネーが設備投資や個人消費に流れず、不況入り。
特に商業用不動産の破綻リスク顕在化。銀行破綻を第一波とすれば、信用収縮は第二波。
6) 中央銀行の公的金準備増強が加速
7) 以上の要因で、ドル金利とドル相場には下押し圧力が強まり、教科書的な、金買いの素地が醸成されている。
8) 不況入りとなると、企業倒産も増え、安全資産へマネーは逃避する。安全資産の代表格は米国債。
特に3か月米国財務省証券などが人気。市場規模は小さいが、金にもマネー流入。
一時はデジタル・ゴールドと囃された仮想通貨も、破綻が続き、金が改めて見直された。
9) なお、インフレとリセッションが同時進行するスタグフレーションのリスクも現実味を帯びる。
これは金、独り勝ちのシナリオだ。
さて、今日の写真は誠鮨@お茶の水。
日経の「交遊抄」に2回出たが、そのうちの一つで紹介した店。
気取らず、ネタは新鮮。
気楽に行けるので、私のお気に入り。
貝類、アワビ、岩ガキ。
たまらん(笑)