いやはや、昨日は、国際金価格が1,870ドル~1,970ドルという大変動を演じた。
(KITCOグラフ 緑線)

 

kitco

ウクライナ開戦の報が日本時間日中に日本市場を直撃。
ちょうど、昨日のブログを書き終え、送信したところで、臨時ニュースとして外電に流れた。
そこで、追記として「ロシア軍事侵攻の報道で1,920ドルに急騰中。
今週が有事の金高騰のピークだろうね」との一文を入れた。
結果的には、ピークアウトっぽい展開となった。
NY時間に入ってから1,970ドルまで買い上げられ、再び2,000ドル突破と意気込んだところで、相場は急展開。
ドル反転高もあって、みるみる下がり、1,870ドルまで暴落したのだ。
今回も有事の金に煽られて、高値掴みした人が多そう。
基本的には実質金利が上がってきているので、売られやすい地合いだ。
結局、プロは「噂で買ってニュースで売り逃げた」。いつもの常套手段。
個人投資家が有事の金だと煽られて高値掴みする典型的事例が目立った。


さて、中期的には1,970ドルが壁となり、今年の高値になるかもしれない。
1,750~1,950の歴史的高値圏で推移しよう。
昨日以上のサプライズがあるとすれば、米露サイバー戦争とか。あとは利上げの話となる。
それにしても、プーチンの速攻だった。


なお、本日の朝日新聞朝刊に寄稿。
今回は、産経、読売、朝日と書いたけど、史上最高値更新で、話題性はあった。


それからセミナー告知。主催は東京商工会議所港支部。3月3日開催。
激動する世界情勢を話しながら、金との接点について語る。


https://myevent.tokyo-cci.or.jp/detail.php?event_kanri_id=109858