週末に中国政府が発表した11月中国製造業景況感指数(PMI)が50.2と好況不況の境とされる50を上回り好調。
更に今朝民間機関(財新)が発表した11月PMIも51.8と事前予測上回る数字となった。
株価は中国景気回復を囃し上昇中。
公共工事増強の影響を映す。中国は財政政策も金融政策も未だ出動余地を残すので、政策の懐が深いとされる。
中国人民銀行も必要とあれば緩和政策を打ち出すが、当面は、動かず。「我が国に量的緩和など必要なし」と述べている。
勿論、これだけで中国経済好転を語るのは短絡的に過ぎる。
中期的な視点では仮に中国経済が好転すれば、米中貿易協議で中国側が強硬姿勢に転じるリスクも孕む。
対するトランプ大統領は、「関税」という貿易戦争には有効な武器を手離すはずもない。
2020年は大統領選挙用に使いまくるだろう。
その大統領選挙だが、話題の急進左派エリザベス・ウォーレン上院議員の支持率が急落。
同議員が大統領になれば、株価は25%暴落すると言われていたのでウォール街は安堵。
更に、ブルームバーグ通信社オーナーのブルームバーグ元NY市長が立候補表明。
この人は、ウォール街では大人気だが、かなり出遅れたスタートとなった。
重要州の予備選が重なるスーパーチューズデー(3月3日)に向け、私財を総動員して選挙戦を展開する予定とされる。
最有力候補のバイデン元副大統領の票を食うかもしれない。
総じて、民主党候補者は、ヒラリークリントン級の「貫禄」「カリスマ性」を欠く印象。それゆえ私はトランプ再選を覚悟している。
トランプ政権第二期目の中間選挙後にトランプがレームダック化してヤケッパチになるようなときが最もやばい。
立つ鳥跡を濁すことを厭わぬ性格ゆえ、何をやらかすか分からない。
なお、中国に話を戻すと、12月1日から中国政府は携帯電話の契約時に顔認証データ登録を義務化した。
着々と監視社会の道を歩んでいる。
スーパーのレジ精算でも顔認証データが使われ、自動的に金額が口座から引き落とされ、個人購買データも保存されるようになる。
 

さて、今日の写真。こういう「仕事環境」だと効率良く働けるねぇ…。(笑)

 

リゾート地