著名な美容整形クリニック経営者の自宅から金塊が盗まれた、という事件が報道されています。
世間では、あの人が、「金」を持っていた、と興味津々の様子。
「金」というと、こういう話題が好きですよね~~ほんまに。これが国債だったら、話題にはならなかったでしょう。
「金を買った」とでも言おうものなら、たちまち、友人や同僚たちから、「へぇーー、そんなにお金持ちなんだ~~」と、あれこれ詮索されたりする。
地方都市にゆくと、金販売店に入ってゆくのを見られただけで、「あいつ、いつのまにか、こがね貯めやがって」とジェラシーも混ざり話題にされたりします。だから、隣町のお店まで、わざわざ買いに出向く、という事例も少なくないのです。
かくして、なぜか、金は特殊な目で見られるのは残念なことです。
私は金を通して、日本のどこにおカネが眠っているか、知っています。
一般論でいえば、歴史的にお城があった町ですね。県庁所在地はにぎやかだけれど、おカネが動く町。ストックとして、おカネが蓄積しているのは、やはり城下町です。フロー対ストック。
富裕層向けセミナーでも色々講演してきました。
様々なお金持ちの方々を見てきました。
ここでも、一般論ですが、数十億から数百億円保有の富裕層と、数億円保有の富裕層では、違いが鮮明です。
前者は、基本的におカネについては「守り」「ディフェンス」の発想。高級ホテルのセミナー会場に「地下鉄」で来る。着ているものも「地味」「目立たない」金相場についての質問も「下がるとすれば、どこまで下がるか」。
対照的に、後者は、「どこまで上がるか」を問い、ホテルには高級外車で乗りつけ、ブランドものを身にまとう。
これ、あくまでも、私が感じた傾向ですから、例外はいくらでもありますよ。
共通していえるのは「金持ち喧嘩せず」
バタバタ切羽詰まって金を買ったり売ったりすることはなく、ジックリ構える余裕があるのですね。
金買って「人生、一発逆転狙い」みたいな発想は悪魔の選択です!