金も株もドル円も、動きが鈍いですね。
市場が動脈硬化というか、カネの流れが淀んでいるので、血液サラサラの薬・療法が必要かな。あるいは、ショック療法もありかな。
狭心症の薬にはニトログリセリンという爆薬が使われます。発破に使われる火薬ですよ。このニトロには狭心症に効く成分が入っているのです。
これが発見された過程が興味深い。
ニトロ製造の火薬工場で働く労働者が月曜になると狭心症を発症する患者が増えるという現象に気が付いたドクターが発見したのです。
なぜか。平日は毎日ニトロに晒されているので、狭心症が予防されていた。しかし、週末になると、工場内にはいないので、ニトロによって抑えられることがなく、狭心症の予防薬が無い状態になる。そして月曜になり、急激に激しい労働を始めると狭心症を発症してしまう、ということだったのです。ブルーマンデイ憂鬱な月曜日という表現も、この事例から来ているとか。ちなみに、ニトロの成分が皮膚から体内に入り、狭心症に効くので、皮膚に貼ることもあります。私も不整脈の持病をかかえているので、胸の不快感という症状が出たときに、ニトロを服用して、それが効かないと、狭心症ではなく、単なる脈の乱れと判断されます。私の場合は、ニトロが効くようでは困るのですよ。効くということは心臓の器質に問題あり、ということになりますからね。というわけで、さいわい、狭心症ではありません。
話が長くなりましたが、マーケットが機能不全を起こしているときには、爆薬で治すという手段がありかも。つまり、なにか大きなイベントが起こって、市場を刺激して、アニマル・スピリッツを覚醒するという効果狙いですね。
今日の写真は、虎屋の季節の桜系生菓子。越後湯沢で午前中スキーして、午後は六本木ミッドタウンで花見してお茶と生菓子をいただく。そして夕方、欧州市場が明ける頃に仕事開始。NY市場大引けまでマーケットとつきあう日々です。充実してますよ!