2月米国消費者物価上昇率が、食品とエネルギー除くコア指数で年率2.1%上昇。総合指数でも年率1.5%上昇にとどまり、「上がらない物価」が再確認された。

英EU離脱迷走、ボーイング機連続事故のニュースより、この物価指数のほうが、要因としては重い。

慎重な利上げ姿勢が再確認され、金には追い風。

「越境ECの支援策を改革して充実させる」

今年の全人代で李克強首相はこう明言した。

越境ECとは、国境をまたぎ商品をネットで売るビジネスのこと。

あの父と娘が骨肉の争いの大塚家具が、窮余の一策として、中国のアリババ集団の運営するショッピングサイトに商品を掲載して中国に進出するという計画。家具の実物を見たいという顧客も多いから、イージーホームという中国のアリババ系家具チェーン(実店舗)と提携する。注文のたびに家具を日本から輸出するのではなく、中国国内の「保税区」に在庫を置き、そこから、独自の配送網で配達する。

これが越境ビジネスの一例だ。

実は中国政府は2019年1月から越境ECへの税制優遇策を拡大している。

個人の平行輸入だと15-60%の税金がかかるが、越境ECだと、関税は免税、増値税、宝飾などぜいたく品への消費税は3割引きの特典が得られる。

「保税区」も設置都市を15から37に増やした。更に、一回の注文は上限2000元(約3万4千円)であったが、5000元に引き上げられた。

その背景には、日本国内でも目立つ「代購業者」の取り締まり・規制強化がある。

個人ブローカーで、日本国内でまとめ買いして中国で人気の高い化粧品など大量に中国国内に持ち込む。税逃れゆえ、当局は、最近、帰国した乗客全てのスーツケースに対して空港の出口付近でX線検査を実施している。今年の春節の帰国ラッシュでは、上海の入国審査後の空港出口で1時間待ちの長蛇の列が出来たほど。

今後、インバウンドの日本での消費は頭打ちになっても、越境ECが、日本企業にとってはビジネスチャンスとなろう。

 

そして、今日の写真は、昔懐かしい「クリームソーダ」! 酒を飲まない私は、スポーツで汗流したあと、ビールではなく、クリームソーダを一杯!この爽快感はたまらんねぇ()

 

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