昨晩、NY市場でフェイスブック株がいきなり6%も急落した。

時価総額6兆円ほどが、瞬時に消えたことになる。

ハイテク株が軒並み売り込まれダウ平均が300ドル以上急落することにもなった。

金価格は、それまで1,300ドルの大台寸前まで下がっていたが、この株急落で息を吹き返し1,320ドル前後まで戻した。

 

キッカケは週末にNYタイムズなどが報道した、フェイスブック会員5千万人(!!)の個人情報漏えい疑惑。

且つ、その情報が、米大統領選挙でトランプ陣営により世論操作のために使われたという。

英国のケンブリッジ・アナリティカというリサーチ会社が持ちかけた。

ちなみに、トランプ陣営黒幕だったバノン氏が同社幹部とのこと。

この事件が他人事ではないのは、フェイスブック社が、貴方のFBへの書き込み、好みなど把握していること。

更に、FBにログイン状態の間は、サイト閲覧記録まで把握できる。

そのデータをもとに、FB社は、貴方或いは家族に最も効果的な広告を画面に表示する。

このマーケティング手法は選挙運動に応用できるので、ケンブリッジ社がトランプ陣営に売り込んだと思われる。

この第一報をツイッタ―@jefftoshimaで流したら、「そこまでやるか」「これからFBこまめにログオフする」などの反応が見られた。

FB社に「盗聴」されているような感覚だろうね。

以前からFB社の情報管理が甘いのではないか、との批判があったので、これをキッカケにSNS規制強化の議論が噴出しそう。

規制となると、それはそれで、異論が出るだろうね。最も強く規制に動きそうなのはEU。

ちなみに、私はFBやってない。理由は、単に、面倒くさいから()

インスタもやれと、よく言われるけど、仕事の上で知り合った人たちが、週末、どこに行こうと、何を食べようと、勝手でしょ、という感覚かな~~(笑)

ツイッタ―は私からの一方的情報伝達のために便利なので使っている。

ただ、フォローされているだけで、フォローしている人はゼロ。

 

それから、コモディティ関係で気になるニュースは、サウジの国営石油会社アラムコ上場が、当面、国内証券取引所限定となり、海外の大手証券取引所でのIPOは当分見送りとのこと。

史上最大のIPOと鳴り物入りで、主要証券取引所が誘致合戦繰り広げていたので、意外な展開に。サウジ国内だと市場の流動性も少ないから、金魚鉢に入った鯉みたいな状況になるのでは。

実権を握る30歳台の皇太子も案外慎重みたい。

 

 

最後に、明日休日挟んで、明日日本時間深夜から早朝にかけて、パウエル新FRB議長初のFOMCと記者会見。

焦点は今年の利上げ回数が3回か4回か。

完全雇用に近い経済に大型減税や大型インフラ投資を注入すれば「過熱」リスクあるから、利上げ回数増やすとの議論だと4回。

いやいや、未だインフレ率が目標2%に届かず、利上げは慎重に、という意見なら3回。

どちらとも決めかねるので、今回は3回にしておき、後日4回に変更する手もある。

例えば、今回はFRB経済見通しを強めに出す、或いは、今後FOMCのたびに記者会見を開くとする。(これまでは、記者会見なしのFOMCもあり、その回に利上げは無かった)。

これらは、4回への布石となろう。

 

 金価格は、ざっくり3回ならドル安NY金高。4回ならドル高NY金安。

このパウエルデビュー戦のFOMCについて22日午後1時25分から日経CNBCに生出演してマーケット全般を解説するよ。

VOD(ビデオ・オン・デマンド)でも見られる。(番組案内添付)

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