『人生100年時代』という言葉を耳にしてから久しくなりました。
主に医療の発展により日本人の寿命は、日に日に伸びているのが現状です。100歳または100歳近くまで生きるために一番大事なのは「健康」=「生きる力」であることは言うまでもありません。それに加えて生きるための「費用(お金)」が必要となります。
さらに人生には大きなイベント=ライフイベントがいくつかあります。
就職、結婚、出産、子育て、住宅購入、そして老後生活などです。
これらのライフイベントを実現するためにも、やはり「お金」が必要となります。
また次のような試算もあります。会社を定年退職で辞めてから人生を全うするまでに、夫婦でいくらの資金が必要か?ということです。
想い起せば、「2千万円問題」というのも話題になりました。
また別の面からは、若い世代の方に「何が一番心配ですか?」と質問すると、一番多い答えがなんと“老後”です。質問者としてはあまり期待していない答え…だと思います。
結局は、お金を貯めておかないと長生きできないかもしれないということになります。しっかりと、ファイナンシャルプラン(金融計画)を考えることが重要になってきます。
「お金を貯める」・・・一昔前なら、それほど難しいことではありませんでした。
35~40年前は世の中の金利が10%近くありました。若い方々には想像を絶する数字です。この環境では、なにも「資金を増やすためにリスクを伴うもの」…例えば株式などに投資する必要はなかったのです。なぜなら、金利がそこまであると「10年で倍」になるからです。1.1を10回かけ合わせてみてください。銀行などの金融機関に預けて10年待てばいいだけです。
ところが現在は全く違っています。ご存知のように銀行預金金利は1%もなく限りなくゼロに近い(2023年8月現在)ため、倍にするには命がいくつあっても足りません。
我が国NIPPONにおいて、この低金利は直ぐさま前述のような高金利になるとは考えられません。
では!どうするか?
手元のお金をふやすしかないです。
どうやってふやす?
難問です・・・。
しかし世の中には、しっかりとお金をふやしている人もいます。
それが、資産運用(資産形成)です。
もう一つ大事なこと(問題)と考えられるのが、「老後のことは確かに大事・心配ですが、今の生活はどうするの?」です。そうです。今の生活も大事と言うか、一番喫緊の問題です。
この”将来“と”今!“の両立を考える必要があります。
普通の考えでは、「収入-支出=貯蓄」なのですが、これではなかなか“将来(老後)”のことまで対応しきれないと思います。
大変かもしれませんが、「収入-貯蓄(運用)=支出」というように考えを変えていかなければなりません。
そうは言うものの、それでは今の生活が…となるかもしれませんが、そうではありません。“貯蓄(運用)”は収入のホンの少しから始めればいいのです。例えば、月1万円とか5千円からでいいでしょう。これくらいなら大抵の人にもできることかと思います。
いわゆる会社の財形とか積立からでOKだと考えます。
そうすると…早くから準備するに越したことはありません。なぜなら、時間がたっぷりあるからです。
先に申しますが、“時間は運用にとっての味方”です。
つまり、資産運用=資産形成は、その時間が長ければ長い方が有利だと一般的に考えられています。
そこから発展して、資産運用⇒資産形成につなげれば良いと筆者は考えています。
いやいや、「資産運用」と聞くと、「そんなの難しくてわからない」、「なにから始めればいいのかわからない」といったご意見をよく聞きます。でも安心してください。
“運用のやりかた“のコツを掴めば、あとはそれほど難しくはありません。
政府もいろいろと後押しをする政策をたててくれています。2022年に発表された
『貯蓄から投資へ』・『資産所得倍増計画』推進というものがあり、これから資産運用・資産形成していく方々に大変有利な政策と考えられています。詳細はまた別の機会に。
大事なのは“はじめる”ということです。
そこで“運用”ということになりますと、どうすればいいのか?との疑問がつきまといます。もちろん?メインの主役は株式ということになりましょうか?「株式は価格(値段)がものすごく動くので恐い・・・」、「株式は紙くずになることもあるんでしょ?!」とのご意見もあるでしょう。これらは全くの事実です。でもこういう事態は避けたいです。これらを避けて“かしこい運用”のために本シリーズで連載して参ります。
資産運用=資産形成を進めるにあたり、毎日ハラハラドキドキでは困ります。
その中でも、料理でいうスパイスにあたると考えられますのが、金=ゴールドです。
金は、「高価なもので自分には関係ない」とか、「金ってお金持ちの人が持っているんでしょ」のお声はよく耳にします。
そうでしょうか?
皆さんがお持ちのスマホにも入っています。極微量…ですが。なんと身近な存在でしょうか?この金が「資産運用=資産形成に役に立つ」とはどういうことかをお話しして参ります。
第1回のところはここまでにしておきます。
本シリーズは連載して参りますので、是非、またこのページをご覧いただけることを期待いたしております。
これからのシリーズで一緒に考えましょう!
またのアクセスをお待ちいたしております。
それでは今回はこのへんで。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
第2回目の配信をお待ちください。
【次回】
【第2回】 投資の基本は株式・債券