24時間前には過去最高値圏にあったFB株が、2割近く暴落して、時価総額13兆円が吹っ飛んだ。

四半期決算のアナリスト・ミーティングで財務最高責任者CFOが、中期的にこれまでのような収益は見込めないと発言。

これまで成長株の代表格だっただけに、市場のショックは大きかった。

狼狽売りが売りを呼ぶ連鎖。

 

要は、FBも成長期から成熟期に移行しているということ。

ユーザーたちに、フェイスブック疲れの症状が出始めると、広告収入にも陰りが見え始める。

個人情報漏えいの不祥事もフェイスブック離れを誘発している。

昨日のNY市場では、米欧通商交渉停戦合意という新規材料より、もっぱらFB株暴落の話題が優った。

ダウ平均は上昇したが、ナスダックは下落。

おまけにインサイダー疑惑まで飛び出した。

4-6月期にFB幹部がFB株1,300万株を売却。

ザッカ―バーグCEOは7月24日に524,000株、25日に240,000株を売却した。

実は、これ、合法的。

ザッカ―バーグCEOは、慈善目的で一定の売却計画のもとに保有FB株を売っているのだが、時期が時期だけに、市場は素直に受け取れない。

FB株価現水準より30ドル高く売却しているのだ。

 

 

それから、金関係の話題は今朝の日経朝刊商品面。

「中国、海外の金鉱山に食指、相場上昇で開発機運、将来の価格決定健も視野」との記事。

世界最大手のバリック・ゴールド(生産量年間165トン)が、中国国営鉱山会社、山東黄金集団と共同で新たな鉱山開発・戦略的連携強化に動いている、という話だ。

チャイナマネーを招いて、世界の有望鉱山権益獲得を目指す。

筆者は、実際に山東省の金鉱山を訪問してきたが、その名も「金都」という金を基幹産業とする中堅都市があるほど。

驚いたことは、郊外の住宅地近くに忽然と金鉱山が姿を現す。

南アのジャングル奥地など過酷な自然環境とは全く異なる、優位性のある鉱脈だ。

深度も南アの2,000メートル級に比し、500メートル程度と浅い。

社長が「ボーナス」で貰ったという金地金を得意げに見せてくれた。

国営企業らしく、利益ではなく採掘量の目標達成に対するご褒美だという。

中国は国の戦略として、レアメタルの金を備蓄する発想がある。そ

れゆえ、世界一を誇る国内生産量では足りず、海外金鉱山開発にも積極的に関わってるのだ。

日本も「リサイクル・買取り」で余った金を輸出するに任せるのではなく、10年の計で国家備蓄するくらいの戦略が必要と思う。