W杯チームが帰国したところで、またまたサッカーネタ(笑)
組織の中で人材をリクルートする立場に長く居たので、どうしても、雇用対象の目で見てしまう。チームメンバーで企業がリクルートしたいタイプは誰?
私なら、ミッドフィールダーの柴崎選手が一押し。
ベルギー戦で原口と乾のスーパーシュートは実に見事だった。
あれだけでも、今回W杯出場の価値あるね。
その原口に絶妙なスル―パスを送ったのが、柴崎。
彼のMFとしての仕事は、瞬間的に攻めるか守るか、ゲームの流れを変える。
土壇場での判断力。これは、企業のリクルート側の視点では魅力。
プロの解説者の目から見ると、柴崎もミスが目立ち、最後にはへたったようだが、そう完璧な人材などいない。
ところで、就活戦線で常に人気があった「体育会系」に異変が生じている。
体育会系のイメージは、根性、上下関係厳守。与えられた仕事は言われた通りにこなす。
しかし、もはや、「根性」とか「忠実」な実行力だけでこなせる時代ではない。
スポーツ推薦枠という特別待遇も評価が薄れつつある。
それでも、売り手市場ゆえ、体育会系には根強い支持がある。
ただ、昔のような神通力が感じられない、ということだろう。
過去の経験則が役に立たない変化の時代に臨機応変に対応するには、フィジカルの強さに加え、MFのような瞬間的判断力も不可欠だ。
これまでとは異なる体育会系プラスが求められている、とでもいえようか。
こんなエピソードもある。
面接で体育会系の学生に「あの日大フットボール部のようなケースで、あなたなら、指示されたら実行しますか?」との質問。
「できません」と答えたその学生は、面接で落ちたという。
なお、午前11時にW杯チームが凱旋。記者会見に臨んでいた頃、上海株の下げに歯止めがかからず、日経平均も200円以上の下げに。
最近の兜町は、午前10時半の上海市場オープンと、午後2時頃の日銀ETF買い期待に揺れる日々。
これだけ株価が不安定になると、金が買われるはずだけどね。
とりあえず、1,230ドル台から1,250ドル台まで反発した。
NY市場が今晩、独立記念日休暇明けでオープンするので、注目。
いっぽう、貿易戦争の余波で自動車販売が危ぶまれ、プラチナには大きなダメージ。
電気自動車シフトに貿易戦争と、新たな下げ材料をかかえたことは確かだが、それにしても売られ過ぎの感は否めない。
外為市場では、本格的に貿易戦争に突入したら、ダメージが相対的に少ない国は米国との判断で、米ドルが買われやすい。
新たな関税発動予定日の7月6日を目前に、水面下でギリギリの交渉が続く。