首脳会談に合わせたかのように、ポンペイオ現CIA長官次期国務長官がイースター休暇の時期に極秘で北朝鮮訪問していたことが明らかになった。
これは衝撃的なニュース。
トランプ安倍会談が霞んだね。
なんというか、フロリダ親睦ゴルフコンペみたいになってしまった。
北朝鮮問題は米朝で手打ちするから、応援よろしくね、という感じで日本は置き去り。
まぁ安倍首相も大したお土産持たず、トランプ大統領のほうからお土産を期待しても、それは無理筋というもの。
トランプ陣営は、TPP復帰ではなく、日米二国間貿易協定というお土産を期待していたわけだが。
安倍首相へのお土産は、拉致問題に協力するとの言質程度か。
アルミ鉄追加関税の適用除外を期待していたが、トランプ側からのお土産目録には見えなかった。
その拉致問題への本気度は米朝会談まで分からない。
米朝会談で賞味期限切れになってしまうかも。
更に、日本が脅威に感じている中短距離ミサイルについても米朝会談で配慮してくれるのか。
米国側の本音は、米国に到達可能な大陸間弾道ミサイルが廃棄されればいいのでは。
これも米朝会談当日にならないと分からないね。
拉致問題にせよ中短距離ミサイルにせよ、日本は、それなりの見返りを示さないと。
トランプ流取り引きに、「善意」は期待できず。
結局、日米首脳会談はマーケットに影響なし。
ポンぺイオ氏訪朝で北朝鮮リスクが後退したことのほうが大きい。
それでもNY金は1,350ドル台を回復。やはり底堅い。
それからパラジウムが急反騰して再び1,000ドル台に乗せた。
ロシアへの経済制裁で、ロシアのパラジウム生産販売企業が制裁対象になると、供給不足になる可能性が指摘される。
ロシア側がパラジウム禁輸(embargo)の手を打ってくるのでは、という話もあるが、これはロシアにしても自分の首絞めるようなもの。
貴重な外貨収入源だから。
投機マネーが再流入して値動きが一段と荒くなっている。