毎度お騒がせの雇用統計。

先週金曜発表の2月分は、新規非農業部門新規雇用者数が事前予測18万人のところ、なんと、僅か2万人!

これほど予測を外したのはリーマンショック以来。

こんな状況で、利上げできるはずもない、とばかりに、金利を生まない金のNY価格は急反発した。

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但し、この新規雇用者激減は一時的要因によるもの。政府閉鎖、暖冬の影響など特殊要因で、統計的には「ノイズ=雑音」と見るべき現象だろう。来月の雇用統計は反動で急増かも。

更に、量より質の改善に注目したい。

なんといっても、平均時給(賃金)が前月比0.4%、年率3.4%も増加した。失業率も3.8%に改善。賃金の伸びが3.4%で、失業率が3.8%と接近中。

企業は採用したくても、雇用条件があうリクルートが出来ず、結局、人手不足で新規雇用が増えないという事情がうかがえる。

 

なお、日本時間今朝(月曜朝)、NY時間日曜夜の、米国CBC人気長寿番組60ミニッツに、パウエルFRB議長が、イエレン氏、バーナンキ氏と生出演した。鋭いトークで知られる番組だけに、何を語るか、言わされるか、注目されたが、結果的には慎重な発言で新味なし。

それにしても現職FRB議長が、地上波人気番組に出るとはね。結構、危ない冒険だったと思うよ。パウエル氏はマーケットだけではなく、一般視聴者とのコミュニケーションも透明にというわけか。でも、一般視聴者に金融政策は分かりにくい。地上波だと、話題は、結局、トランプ大統領の執拗なFRB,利上げ批判、FRB議長も「クビか」などになりがち。日本で黒田日銀総裁が、地上波の人気番組に出ることは、まずあり得ないね。

 

さて、今日の写真は、いよいよガーラ湯沢も、春スキー。雪がなくなった杉の木には花粉がたわわに。この時期になると、試験も終わった学生たちが急増してゲレンデは混み合う。それでも「私をスキーに連れていって」の時代に比べれば、すいているけど() 「スキーヤーの親指」という親指靭帯損傷の私は、未だ、ペットボトル開けるとか、ペンで書くとか不自由だよ。いかに普段、親指働いてくれているか痛感の日々。

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