色々セミナーやってきましたが、そのなかでも印象深く記憶に残るのが、京都のお寺でのセミナー。京都のお寺は観光入場料収入に依存します。それゆえ、台風とか猛暑とか天候に大きく左右されます。そこで「天候デリバティブ」でヘッジすることを思いついたのです(吹き込まれたのかな(笑)甲子園の弁当屋さんが、雨で中止になったとき、一日の販売を補償してもらう仕組み。勿論なにがしかの手数料は払って。
それがきっかけで、入場料収入を運用するようになり、私が呼ばれた次第。底冷えするお堂に正座して、屏風にパワ-ポイントを投射して。
プレゼンが終わり、質疑応答になり、ビックリ。「現先スプレッド」とか「オプション、ストライクプライス,プレミアム」等専門用語が飛び交い、大手町での機関投資家と同じレベルでした。それが剃髪したお坊さんたちから発せられるので、ミスマッチ感がなんともいえない(笑)極めつけは、出口でふと仏像の裏を見たら、なんと通信社の相場モニタ画面があったのでした。