今日の話題は日経平均24000円台で高値更新。一般メディアでも話題になっている。
例によって外国人先導の日本株上昇。日本人個人投資家にはヤレヤレ売りが多い。ネット証券の顧客にも売りの手口が目立つ。
外国人投資家のこれまでの買いは、蓄積していた先物売りの買い戻しが主体だ。
そもそも日本株というセクターの認知が低い。メディアに登場するのは、日本株担当者や親日派の発言だ。無作為でウオール街のファンドに日本株を聞いても、知見がないので、意味ある議論にならない。
世界の地域株式ローテーションを語る場合でも、まず、米国株、次に欧州株、そして新興国株。では、日本株は?といえば、独自のセクターを確立するほどの規模ではない。ゆえに、エキゾチックと言われる。アジア株の範疇に入れられることさえある。通常はアジア(日本株を除く)と扱われるが、その「除かれた」日本株の位置づけは極めて曖昧だ。
現在の世界地域別アロケーションは、圧倒的に米国株。高値警戒感を持つ人は、まず欧州株に分散する。やはり欧米中心主義が色濃く残る。次に、新興国株売られすぎの反動で一部買い戻されている。
米国株はオーバーウエイトをやや引き下げつつある。欧州株はニュートラルをやや引き上げつつある。新興国株はアンダーウエイトをやや引き上げつつある。そして、日本株は、アンダーウエイトだが、徐々に欧州株からシフトしてくる動きが顕在化しつつある。ブレクジット行き詰まり、イタリア不安再燃という問題をかかえる欧州株に長居は出来ない。そこで浮上するのが、手つかずの日本株である。
今回これまで買ってきた外国人投資家は超短期筋が主体だ。いわゆるガイジン買いの本番はこれから。本格上昇は、リアルマネーと呼ばれる真打の中期志向の投資家が、日本株をニュートラルに引き上げるときであろう。
最近の特徴は株を買うのだが、米中貿易戦争、日米通商交渉など不安要素も多く、金も買ってヘッジしておくという事例が増えていることだ。
今日の写真は、山で採った山栗を使った我が家の栗ご飯。やっぱり、小さいけれど、山栗のほうが味がある。モンブランにのせて、栗モンブランもゆける~~