連日、市場には大きな動きが見られます。
今日午後には、円相場が106円台に突入する局面もあり、そのとときには日経平均も21000円の大台を割り込みました。
円高が日本株安を誘発して、日本株安が円高を誘発するという負のスパイラルに陥ってしまいましたね。これは、なかなか、厄介な話です。日本株はNY株の不安定な乱高下と円高という二つの重荷を背負うことになりました。
注目のNY株のほうは、ドル金利上昇が大きな要因。そこで、今夜、米国で発表される米消費者物価上昇率に大きな注目が集まっています。コアで年率1.7%-1.8%程度が予測されるのですが、もし、これが1.9%とか2.0%まで上昇すると、俄かに、経済過熱、インフレが意識されます。過熱を冷やすための利上げ回数も増えるということになるでしょう。NY株はまた荒れるでしょう。さて、どのような数字が出てくるか。
NY株が再び急落すれば、日本株も続落。円高も更に進行となるでしょう。
そのような市場環境は、金にとっては買われやすい状況といえます。
1330ドル台まで戻してきました。
そう大きな上げではないのですが、株が派手に下げているので、金の価値は安定している、という見方が特に外野席で目立ちます。
そして、今、金といえば、冬季五輪。
高木美帆選手(スケート1500メートル)銀メダルのときの、滑り終えたときの表情が、全力出し切った感じで、清々しくて心に残りました。
女子ジャンプの高梨沙羅選手も銅メダルでしたが、あの重圧のなかで最後にベストのジャンプが出来たことの満足感が印象的でした。両選手とも金メダル逃して悔しいでしょうが、実力をほぼ100%発揮したので、達成感も強いのでしょう。
私は、勝負もさることながら、こういう選手の表情を見るのが好きですね。
この日のために、どれだけ、辛いトレーニングを続けてきたことか。それを本番で発揮できる。結果はともかく、かっこいいと思いますよ。