経済・投資関連の情報が溢れかえっています。

個人投資家の立場では、例えばネットで検索しても、数も多いし、どれがまともなサイトなのか、判断するのも難儀なことでしょう。

 

 

情報を発信するメディアの立場では、とにかく情報を提供し続けねばならない、というプレッシャーがあります。

例えば、相場が動かない日でも、決まりで、経済テレビなら番組を流さねばならない。

新聞ならページを埋めねばならない。

ネットなら最新情報をアップせねばならない。

こういう、義務感で提供される情報は、はっきりいって、敢えて読む必要はないでしょう。

プロの私が見ても、オタク的な話が多くなります。ろうそく足がどうしたの、とか()

 

 

更に、どういう組織に属する人が話し書いているのか、も重要ですね。

セル・サイド(業界側)の人物からの情報には、必ずといっていいほど、「下心」が透けるものです。

メディアは、視聴率を上げるため、購読者を増やすため、ネットの閲覧数を増やすために、わざと不安を煽るような、或いは射幸心を刺激するような見出しをつけたがるものです。

くいう私も、マーケットの喧騒に巻き込まれ、本能的にアドレナリンが分泌され、そのような風潮に思わず流され、ハッと気が付き我に返ることだってありますよ~。

どんなに経験を積んでも、所詮、悟りを開き出家することなど、自分には到底出来ない。

つくづく「俗人」だと、思い知らされます。偉そうなこと言えませんよ~。

 

 

それでも、「業界に旨みのある商品は、個人投資家に旨みはない」とかハッキリ言っていますから、結構、業界人から疎まれることもあります。

そもそも「金投資の魅力」なんてテーマは、下心が透けますね。

私は金の資産としてのメリット・デメリットを客観的に話します。良いことも悪いことも。

そして、相場観も、下がると強気になり、上がると弱気になり、自分の主観を明らかにします。今は、金相場は上がり過ぎと認識しているので、今年は1-3月が高値、などと言っているのです。

記事広告では、校正の段階で、広告っぽい表現が使われていると、削除を指示しますね。

努めて客観性を維持しているつもりです。

ま、私の「下心」は、美人スポーツ選手と対談できる、ということでしょうか()

こういう姿勢を貫いていると、いつのまにか、業界主催のセミナー講演は減り、非営利組織の主催で話す機会が増えてきています。

つくづく思うのですが、男女関係のようなもので、私が仕事から逃げると追ってくる傾向がありますよ。

それから、先物関係のセミナーは相変わらず「お断り」しています。

ここは、亀井・池水の両「良き後輩」たちと一線を画するところでしょうか。

頑固者と言われますが、ま、やっぱり、頑固なんでしょう()

 

 

最後に今日の旨い物写真は、先日、北近江で供された琵琶湖産「天然ウナギ」。

関西風で美味。ちなみにウナギは寒い冬が脂のって旬。

今年は、ウナギ稚魚が歴史的不漁だそうで、夏の丑の日のウナギはとんでもない高値になりそう。

ウナギはもはや絶滅危惧種か。これが、今年最後のウナギ食になるかも...。

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