昨日、日銀会合後の記者会見の模様を書きましたが、その原稿がアップされた頃には、円急騰劇が既に始まっていました。
以下、今日の原稿。
日銀金融政策決定会合後の記者会見で黒田総裁は、市場の「出口観測」を強く牽制した。
外為市場でも円相場は記者会見中に円安に振れ、111円台回復の局面もあった。
しかし、欧州市場が本格オープンの時点から様相は一変。
段階的に円高が進行してNY時間には110.30台まで円が買われた。
黒田総裁「出口観測火消し発言」の効果も2時間ほどしか続かない結果となった。
ほぼ同時にユーロの対ドル相場も急騰しており、欧州中央銀行(ECB)に続き日銀が緩和縮小に動くとの観測は根強く市場に残る。
火のないところに、「出口」の噂も立たぬ、というところか。
米10年債利回りが2.6%台まで上昇しても、そのドル高効果を凌ぐユーロ・円買いエネルギーが外為市場を席巻している。
結果的には黒田総裁の「火消し」も、出口観測の火の勢いを際立たせる結果となった。
明日のECB理事会でのドラギ発言次第では、ユーロと円の上昇・ドル安傾向が加速する可能性がある。本日中にも109円台の円高突入も視野に入る地合いである。
NY金もドル安で1,340ドル台まで上昇。
さて、昨日は、草津白根山噴火で自衛隊員やスキーヤーたちに噴石直撃というスキー好きの人間にとっては衝撃的な出来事。
あのスキー場は、日本で最初にリフトが導入された歴史あるところ。
全長8キロ!の滑走が出来る。
ゴンドラは中腹あたりから山頂まで。噴火など思ってもみなかった。
そして大雪で、庭のくぼみに溶けた雪がたまり朝起きたら厚い氷が張っていた、という写真。
寒いので、ネコちゃんは、電気毛布を占領中。
埃やゴミまで寝床に持ち込むのは止めて(笑)