金はインフレに強く、インフレヘッジとして買われます。

ところが、最近は物価上昇率=インフレ率が上がると、米国が利上げするとの観測が強まり、ドル高になり、金が売られる、という現象が起きています。

逆に、ディスインフレ傾向が強く、物価が上がっても伸び悩む、という直近の状況では、FRBの利上げ遠のく、との見方から、ドル安となり、金が買われます。

これを、どう解釈すればよいのか。

要は程度問題だと思います。

インフレ率の上昇幅が2%から3%程度で収まっていれば、「物価が急騰するインフレ」ではなく、「経済が改善傾向でマネーが動き始めた、という健全なインフレ現象」と解釈できます。

対して、インフレ率が4%、5%、6%以上となると、市場には俄かに「インフレ懸念」が拡散するでしょう。中央銀行がばらまいたマネーが暴れ始め、物価急騰が庶民の台所を直撃するような事態です。こうなると、中央銀行が利上げしても、それ以上のスピードで物価騰貴が生じ、実質金利がマイナスになります。銀行に預金して利息を数%もらっても、物価がそれ以上に上がるから、実質的には預金が目減りしてしまうのです。このケースでは、インフレ率が上がれば、NY金価格も上昇します。1970年代に、中東発のオイルショックで原油価格が急騰して世界的にインフレになったときはNY金が3倍に跳ね上がっています。

「とんでも本」には、100万%ものハイパーインフレが起きるから、金を買え、と書かれますが、さすがに、そこまで心配することはないと思います。たしかにベネズエラとかジンバブエのような特殊例はありますが、基本的に今や中央銀行が通貨供給をコントロールして物価安定を図る時代です。それでも「絶対にあり得ない」とは断言できないので、そこを突いてくるのが、「とんでも本」の常套手段なのです。

情報の質、特に金に関しては、怪しげな陰謀説も語られますから、要注意です。この世の終わりを心配しても詮無いことですよ。

そういえば、先週のABC朝日放送の番組で、欧州のポピュリストの間で語られる「エリートは世紀末を心配するが、庶民は月末を心配する」という有名な発言を紹介しました。それが、私の発言と誤解され、私がエリートで上から目線の発言だと突っ込まれましたよ()()

地上波の番組に出るコメンテーターは黙っていては存在感ないですから、とにかく突っ込んできますね。私は、そのやりとりが面白く、楽しんでいます。東京の番組にはない光景です。ところが、その関西流に染まり、関東の番組で、ついMCをいじったりすると、冷たい目で見られます()

さて、私の大阪土産の定番は、新大阪駅構内の「りくろうおじさんのチーズケーキ」。出来立てフワフワのチーズケーキが500円!だか600円!さすが大阪。この食感が抜群。だいたい、東京に着く頃には一箱食べきってしまうね~~スイーツでは京都駅にわざわざ途中下車して、八条口改札側にある、辻利のほうじ茶・抹茶ソフトを食べます。辻利は色々店があり、食べ比べた結果、この八条口のが、最も濃くて旨い。

大阪の粉物も大好物で、ネギ焼き、明石焼き、たこ焼き、などなど、色々な店を廻り、かなりその道を究めました~~個人的には、お好み焼きなら、まっちゃまちの人気店。たこ焼きなら天王寺駅裏の「山ちゃん」!

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