トランプ大統領は、スイスから輸入される金地金に39%の関税が課されるとの報道を否定する内容のSNS投稿を行い、金市場の大混乱はあっさり終息した。FT報道に接して、多くの投機家が、関税発動前に買って、発動後に売れば、大儲けと色めき立ち、我先に、NY先物市場で買い注文を入れた。しかし、その思惑は、梯子を外され、一転、投機家集団が、先物買いした金の売り手仕舞いを急ぎ、損切りを余儀なくされた。

更に、既にNY先物市場で売りのポジションを張っていた投機家は、関税発動の報道で慌てて、買い手仕舞いに走った。既に、NY先物金価格がアジア時間で急騰していたので、結果的に損切りのショートカバーになったのだ。

かくして、NY金先物価格の超割高状況は解消され、NY金とロコロンドン(スポット)の値差(スプレッド)は、通常に戻ると思われた。しかし、金市場全体に売りのムードが充満して、ロコロンドンの金価格まで、引きづられ、下落中だ。

結果的には、短期的ドタバタ劇で、金価格はまたもや3,500ドルの壁に跳ね返されたかたちとなった。3,500ドル超えの難しさが露わになってしまった。今や、スポットで3,350ドル前後で推移している。(下記kitcoグラフ 緑線)。ドタバタの最中にはNY12月ものが、3,500ドルを超えた局面もあったのに。

NY市場では、大損した投機家が悲鳴をあげ、さながらbloodbath(血の風呂)の様相と言われている。

金のスポット価格上昇を示すグラフ


かくいう私は、鮨三昧。高級店でなくても、札幌の鮨の質は高い。値は東京より安い。写真は、珍しいホヤの握り。超新鮮だと、クセもなく、独特の食感。ホタテは、とにかくデカくて旨い。

そういえば、札幌郊外の農園レストランの草分けであるアグリスケープに、本欄読者が頻繁に訪れてくると、シェフから連絡あり。昨年は、随分書いたからね~あそこは、お勧めだよ。
山里マガーリ@米沢とともに。マガーリにも、読者が来たと連絡あり。
そういえば、これもお馴染み、贔屓の京都「らく山」はご無沙汰。とにかく京都は混み過ぎ。でも、会いたいな、らく山の大将には。