猛暑の夏、マーケットも熱く、御用繁多の日々でしたが、遅ればせながら2日ほど夏休みをとりました。
初日は、今話題のローマ歌劇場公演初日に行ってきました。
出し物は「椿姫」
良かったですよ。出演者たちが、カーテンコールのときに、拍手に応えているとき、「やったぜ」みたいな達成感が伝わってきて心地良かったです。
なにせ、トランプ発言に揺れながら、相場を追う殺伐とした日々。
私は、そういうとき、オペラのDVDを見るのです。心が癒される。決して、オペラ通ではないけど、好きなんですね。オペラが。特に、「椿姫」の第一幕はDVDが擦り切れるほど聞いていました。それだけ、心が飢えていたのでしょうね。肺病に侵され刹那的になってゆく主人公ヴィオレッタが、娼婦である自分の境遇に「今楽しければいいじゃない」とばかりに歌いまくる。恋人アルフレードへの愛を忘れようともがく。とにかくソプラノ歌手が次から次へ歌い続け、体力勝負の場面です。
マーケット関連の仕事も刹那的になりがち。今が良ければいいじゃない。でも、投資って、そもそもは人生を豊かにするためのツールだよね。日経がこのオペラを主催する意味のひとつに、そんなこともあるかも。
かくして、とかく日々に流れのなかで見失いがちな原点を、オペラの客席で改めて噛みしめていました。読者の皆さんも、たまには、オペラでも見て、気分転換するといいよ。学生優遇などもあるみたいだし。ホンモノに触れる良い機会。
そして、2日夏休みの二日目は大相撲。
特別のはからいで、土俵真下の2列目。押し出された力士が上から降ってくるところ笑ただし、マス席と異なり、飲食はご法度。
話題の稀勢の里。もうこれが見納めか、などと思ったが、どうして、しぶとく残して頑張っていたね。必死の様相だけど。稀勢の里の取り組み時の場内の地鳴りみたいな歓声が凄かった。あれで、力士はアドレナリン満開だろうね。私のお気に入りは栃ノ心。傍で見ても筋肉質。今時、豪快に、つり出しをやれる力士は少ないよね。ジョージア出身の苦労人ってとこが好感もてる。若手では富山出身の朝乃山がいい。
ということで今日は近況報告。
最近、超多忙のうえに事務所のシステムダウンに時間ロスして、好評の旨いもの写真もとんとご無沙汰だったけど、徐々に「復帰」してゆくよ笑
今日の写真は、上野の東京文化会館にて、と、稀勢の里土俵入り。