いよいよ中間選挙まで2週間のカウントダウン。
ウオールストリートジャーナル紙の最新選挙調査によれば、下院民主党、上院共和党優勢は変わらず。しかし、トランプ大統領の支持率が年初40%前後に低迷していたのが、直近では45%を超え50%も視野と上昇傾向。対して、不支持率は年初55%以上だったのが、直近は50%を割り込んできた。その結果、支持率47%と不支持率49%と拮抗している。
注目の通商問題について、共和党支持が民主党支持を17%も上回る。メキシコカナダとのNAFTAがなんとか締結されたことが評価されているのか。とはいえ、米中貿易戦争に関しては、ますます不透明になっており、関税引き上げの負の効果も顕在化してきたのに、基本的には米国人は支持が強いのだ。基本的に経済は絶好調だったから、米国人としては、まぁいいか、という気配。それでもトランプは嫌いだ!という人たちが(特に女性)民主党に結集しているのか。
総じて、通常は関心が薄い中間選挙に、米国人は今回、異例ともいえる興味は示している。
今後のキーは、多く残る未決定者の行方。
そこに降って沸いたようなサウジ記者殺害問題。
結論から言うと、米国はサウジを見切れない。対イラン包囲網は崩せない。声高に批判的にムハンマド皇太子にイエローカードをかざすが、経済制裁までは踏み切れないだろう。米議会も紛糾しそうだが、強行突破しそう。
この問題は、重要だ。経済的にはサウジの金銭的支援を受けた企業が、脱サウジに動かざるを得ない。最たる例がサウジと10兆円ファンドを立ち上げたソフトバンク。今後は、サウジ発のオイルマネーがダーティー(汚れた)マネーと見なされる風潮になるは必至。
今日の写真は京都で食した「マル」。すっぽん鍋。これも冬の食材。暖まりパワーをもらう~~