昨日は、トルコ通貨危機で日経平均400円超安。かと思えば、今日は、同500円近く反騰。典型的な夏枯れ相場で、ヘッジファンドなど短期投機筋が荒し放題という感じです。昨日の本欄にも「市場参加者かの多くが夏季休暇中ゆえ、資産価格変動が誇張された感がある」と書きました。まぁ、まともに付き合ってはいられない相場ですね。

ただ、こういう時でも、新聞は紙面を埋めねばならないし、経済テレビは番組を流さねばならないし。メディアの人たちのせいではありませんが、個人投資家目線では、こういう時の日々の細かな相場状況は読んでも詮無いと思います。トルコでなにが起きているのか、が分かれば充分ですよ。

NY金もついに1200ドルの大台を割り込みました。

火事場泥棒にしてやられた感もありますが。

新興国通貨安⇒ドル高⇒NY金安という構図です。有事の金より有事のドルとなっています。目先まだ弱いですが、中期的には1200割れると底値圏と認識します。下値は1175ドル。これは、年初の見立てを変えていません。