荒い調整局面だ。
キッカケはNY株式市場でAI株が派手に売られ、「やはりAIバブルか」との認識深まった。そこで、AI株は見切り、その損失を金売りで埋め合わせる動きが顕在化。更に、金売りの理由としては、雇用統計以来、利下げ確率が下落したことも効いた。これは、株にも金にも同時に売り材料だ。
ここで重要なことは、金の売り手は、投機筋。確信の薄い金の買い手たちということ。FOMO、つまり、皆が買っているから出遅れるまいという理由で買ったひとたち。それゆえ、彼らが今回、振り落とされると、金市場は確信を持った買い手が残り、市場の体質は筋肉質になるのだ。いわば、金市場のダイエットとでも言えようか。
そう言い切れるのは、金上昇トレンドを支えるファンダメンタルズ(基礎的条件)に、いささかの変化も見られないこと。中銀買い、ドル離れ、地政学的リスクなどなど。ドル安などは、むしろ強まっている。但し、円高ゆえ、円建て金価格には下げ圧力がかかるが。
毎回同じ表現を使ってきたが、やはり、投機買いのドカ雪が積り、自重で表層雪崩。満員の劇場で観衆が狭い非常口に殺到する劇場のシンドローム。10年以上同じ表現を使ってきたが、今回も同様。
なお、銀は、市場規模が小さいゆえ、下げ幅もきつい。いつものこと。
こういうことが起きると、改めて、地味に買い増してゆく草食系投資の優位性が実証される。
さーて、今日の写真。
ニャンちゃん、雪の日と、快晴の暖かい日。対比が笑える。


