筆者は50年、この世界にいるが、日本の首相発言が、国際金価格を引き上げるという事例は初めてだ。
キッカケは「消費税減税」。

高市首相も限定的ながら消費税減税の方向に舵を切ったことで、日本国債(JGB)が売られ、長期金利が急騰。
この日本債券市場が発する警鐘が、米国債券市場にも響き、米国債も売られ、ドル長期金利も上昇。
米株式市場も売りの反応。
米外為市場はドル売り。

結局、所謂トリプル安のなかで、安全資産とされる金にマネーが集中。
投機マネーも銀に集中。
そもそも、安全資産とは、米国債か金か、とされる。
その米国債が売られては、金しか残らぬ。

それにしても、日本の首相も、余計な解散など言い出すから、消費税に手を付けざるを得なくなった。日本の借金証文である日本国債が、放漫財政不安で売られ、それが米国債に伝染する可能性など頭の中になかったのか。
マーケットの怖さを知らなかったのか。
対中発言のときも書いたが、首相として国際感覚欠如が甚だしい。

まぁ、そのおかげで金が上がってくれたわけだが、正直、一国民として素直に喜べないね。
「金は持って役立たないのが一番」というお馴染みの筆者の言い回しをここでまた使わざるを得ぬ。

なお、グリーンランド問題も、米国対EU&英国という、同盟国内の亀裂を生んだ。
NATO内部の亀裂とは、最も懸念すべき地政学的リスクだ。
ほくそ笑むプーチンの顔が浮かぶ。


 
国際金価格は、KITCOグラフの示すごとく、4,800超え。
2026年には5,000ドル超えも、と語ってきたが、今月中にも、超えそうな勢い(momentum)。
さて、どうしたものか、困ったよ(笑)
銀も95前後を行ったり来たり。

なお、添付写真は、タカイチ(国債、メルトダウン)とトランプ(関税、威嚇)が並列でロイターに。

そして、フォーシーズン大手町のアフタヌーンティー。