kitcoグラフ

昨晩は、NY時間で金4,500ドル、銀80ドルを、いずれも瞬間タッチ。
今日のアジア時間では、反落。
プラチナも高値は2,470ドル近傍まであった。
ベネズエラという地政学的要因は、一過性ではなく、今後が読めないので、投機筋の買い材料としては好都合といえる。

銀とプラチナは、売る材料が見当たらず、だったら、買おうかという気分。とにかく、NYの仲間たちと話していても、上昇の理由など話題にならない。上げのモメンタムに乗ってどこまで行くか。出口はどのあたりに設定するか。投機筋とは、そういう連中なのだ。

日本人に接する機会がないので、筆者にあれこれ、日本の事情など聞いてくる。人事異動で昨年、銀担当、プラチナ担当になった、というような奴らばかり。株や債券部門から来ているので、貴金属についての知見もなく、教えるのも一苦労。それでもAIのトレーディング・プログラムを使いまわして、日々の売買をこなしている。同じようなAIを使うので、買いが買いを呼ぶ展開になりやすい。NY金市場の実態は大きく変わったよ。日本では、あまり知られていないけどね。

NY市場に多くいた貴金属専門家は、ドッド・フランク法で、殆ど、首切られてしまった。リーマンの教訓で、原油や金の自己勘定売買を規制したので、殆どの米金融機関は、金担当者を解雇してしまったのだ。それゆえ、筆者が、師匠として、あれこれ聞かれる次第。
筆者も、自分の知的財産を後輩たちに伝えてゆくのが使命と思っている。
なにせ、過去にNYMEXで働いた日本人は、私一人だけだから。

なお、1月9日金曜日、午後7時半から、BS/TBSの「報道130」に生出演して金をじっくり語る。他に、早川元日銀理事、伊藤さゆりニッセイ基礎研究所常務理事、そして、パックン。
金も、こういう討論系の番組のテーマになるようになったね。
私は例によって、でたとこ勝負(笑)