12月30日の金価格は、このKITCOグラフ緑線の如く4,300ドル台で推移した。
銀は74ドル台。プラチナは2,100ドル台。
いずれも歴史的高水準だが、さすがに、用心深い展開になっている。
これが筆者の言うところの「健全な」局面だ。
とはいえ、ここにきて、物騒な地政学的リスクが勃発している。
中国軍の台湾封鎖軍事演習。
プーチン公邸をウクライナ無人機攻撃とのロシア側批判
(停戦交渉は遠のいた)。
ベネズエラ関連では、米国が初の陸上攻撃とのCNN報道。
中東情勢も、イスラエル・イランが相変わらず一色即発を連想させる。
特に、台湾問題は、日本人投資家にとって、切迫感がある。
NY市場でも、日中関係悪化が、議論されるようになった。
いつものことだが、金は長期保有して役立たないのが一番。しかし、役立ってしまうかも、との懸念が漂う。日本国内の世論も、国内問題ばかりで、アジアの中の日本(中国、ロシア、北朝鮮との関係)が、今や、どれだけ危険な状況であるか、については関心が薄いように見える。永田町の政治的思惑ばかりが先行する事態は危うい。米の値段が国民生活に与える影響は分かるが、日本人の命の問題のほうが、遥かに重い。中国軍事演習の流れ弾でも飛んでこないと、この国民意識は変わらないのだろうか。
なお、国際金価格は、1月2日以降、世界の主要市場で、26年取引が開始される。米失業保険申請数だとか、12月FRB議事要旨だとか、正月も、普段と変わらぬ取引が続く。
それでは良いお年を。
筆者は爆睡正月になりそう(笑)


