今週は、米国人が実家に戻り、家族と一緒に、七面鳥を食べて、感謝祭を祝う週。
市場参加者も少ない。
株も金も、気配値程度に見ておいたほうがよい。

筆者も、今週は深夜のNY市場につきあうことなく、人間らしい生活をしているところだ(笑)

話題といえば、先週来、米ジェフリーズが公表して、ロイターが記事で流したところの「金の買い手として、ステーブルコイン大手が台頭」したこと。本日の日経でもグローバル市場面で記事になっている。
ステーブルコインについては、8月26日本欄で詳述した。
今回の話題は、ゴールドを裏付け資産として持つステーブルコインのテザー。
ジェフリーズの推計では、テザーの金保有量は、116トン。韓国、ハンガリー、ギリシャの中銀に匹敵する。
日経記事では、筆者が「伝統的な金の買い手に加えて、テザーなど新たな勢力の参入したことが、金価格を4,000ドルを超える水準まで引き上げた」とコメントしている。
暗号資産は、「デジタルゴールド」とも呼ばれ、金と競合関係が指摘されてきたが、補完関係もあったわけだ。
なお、本件は、今後、新たな展開を見せるかもしれない。
要経過観察である。