エヌビディア決算が好調との結果で日経平均は一時上げ幅が2,000円を超える急騰。

日本株が前日のNY株(最近は特にナスダック)の影響を受けることは重々承知しているが、ここまで、上げるも下げるも、エヌビディア次第との現実を見せつけられると、日本株の主体性の無さについて、改めて考え込んでしまう。兜町の株売買の7割は外国人プレーヤーという現実は重い。

いっぽう、外為市場では、高市政権の財政規律に疑義を呈する発想で、円が売られている。160円が絵空事ではない。日中関係悪化も円売り要因のひとつだ。

そのなかで、金は我が道を行くだけ。4,100ドル(緑線)前後の値固め中だ。

KITCOグラフ

NYの仲間たちとの議論で、面白いと思ったのは、米国人個人投資家で、金現物を買うのは、ベビー・ブーマー世代(1946年ー1964年生まれ)。金ETFで短期売買するのは、若い世代。勿論、一般的傾向に過ぎないが、日本でも、若い世代が、積立あるいは金ETF。団塊の世代では、金貨や小型の金塊を数多く買う個人がいる。金は小分けできるので、相続時に醜い争いが避けられるとの思いのようだ。

日米の金投資家。
共通点もあれば相違点もある。
今後も、人口動態の変化で、金の買い方も変貌してゆくであろう。
写真は、女性向けセミナー風景。