KITCOグラフ

AI株バブルの象徴とされるエヌビディアの決算を明日に控え、日経平均は1,620円安。
国際金価格は4,000ドル割れ寸前まで下げ。
短期売買派の手仕舞いが相次いでいる。
重要イベント前の身辺整理とでもいえようか。

たしかに、AI株の上げっぷりにはバブルの匂いがする。AIと銘打てば、ギラギラした投資家のマネーがいくらでも集まる。異常だ。

しかし、金価格はバブルではないと断言できる。中央銀行の金大量買いは、どうみても、バブルとは言えぬ。それでも、金市場には投機マネーも集まっているので、本能的に、手仕舞い売りに走るのであろう。
その類のマネーが振り落とされ、退出してくれるなら、大歓迎である。
金市場に長居を決め込むマネーの視点では、高みの見物。

筆者の興味は円安どこまで。160円つける前に介入がありそうなものだが、政治的問題化すると、予想が出来ない次元だ。更に外為市場は、12月利下げについてのFRB高官発言に左右されている。