前日のKITCOグラフ

国際金価格は、ロコロンドンで4,000ドルを挟む展開が続いている。
本稿執筆時点で3,970ドル。
充分に時間をかけて値固めしたうえで更なる高みを目指す、健全な展開だ。

 


昨晩はNY市場の連中と話したが、話題はもっぱらyamamotoの鉄腕(iron man)と otaniクン。
さすがに、最後はお疲れ感などワールド・シリーズ一色。
東海岸NYの連中だから、西海岸ドジャーズの勝利を素直には喜べないが、日本人の筆者には、素直に日本人スタープレーヤーを称賛する。
とはいえ、なにかひとこと言いたげ。
なにか文句あるかとけしかけたら、ブルージェーズ監督の「愚策」を語り始めた。
最終回裏、ブルージェーズの大スター、ゲレーロ・ジュニアが山本からいきなり二塁打。
ここでBJ監督は、まず同点狙いでバントを指示。首尾よくランナーはワンアウト3塁。
しかし、このバント作戦が消極的だというのだ。

 


日本人の感覚からいえば「堅くまず同点狙い」は納得できる。
しかし米国人には、折角スタープレーヤーのノーアウト2塁という、願ってもないチャンスが醸し出すモメンタム(勢い)を削ぎ、ヤマモト投手にワンアウトのプレゼントをしたというのだ。
結果は、次打者がフォアボールで、ワンアウト1,3塁。
そして、次の打者がショートゴロで併殺となり、ゲームセット。
ゲレーロ・ジュニアは男泣きしていた。
筆者は、日米の野球感覚の違いを見た思いだったよ。
高校野球育ちの選手が多い日本の野球では、まず同点狙いのバントは「当然の策」と評価されよう。

 


実は、この一件、日米投資にも当てはまる部分がある。
日本人は、こつこつ貯める感覚で金を買う傾向。
米国人は、金急騰のモメンタムにのり、一気に荒稼ぎを目論む。ハイリスク・ハイリターン傾向ともいえよう。
米国ではドルコスト平均法を、「まだるっこい」と決めつける傾向があるのだ。
はからずも、ワールド・シリーズで日米投資感覚の違いが浮き彫りになった。

 


今日の写真はゴールドも野球も関係なく、無防備に我が家で昼寝中の、
実家がご近所の猫ちゃんと友人が飼っている保護猫十数匹!よくやるよ。偉い!
猫そんなに飼うって、大変だぜ。
うちはご近所の猫ちゃんたちに、ホテル・ビュッフェみたいに各種キャット・フードや、サンマの残りなど提供するだけだけど。

猫の写真①
猫の写真②